雲がなく月がはっきり出ている場合は、AF任せでもほぼ問題ないのですが、雲が出てくるとピント合わせに苦労します。
もちろんMFが出来るのですが今まであまり有効に使えていませんでした。
FZ200のPDFマニュアルの83ページに"手動でピントを合わせて撮る(MF:マニュアルフォーカス)"という手順が紹介されています。
- (レンズの根元側の)フォーカス切り替えスイッチを"MF"に合わせる
- マニュアルフォーカス操作が有効になるまで後ダイヤルを押す(後ダイヤルを押すごとに有効な操作切り替わります:Mモードの場合は、絞り値とシャッタースピードの変更)
- 後ダイヤルを回してフォーカス距離表示を表示させる
- ←/→を押す。または後ダイヤルを回してピントを合わせる(微調整はカーソルボタン)
となっています。
月を撮影する場合は、基本的には手持ち(手振れ補正:ON)で撮影する事になります。
EVFを使ってのフレーミングになるので、カーソルボタンを操作するのは面倒です。
レンズ側にあるズームレバーの機能をあらかじめ、〔サイドレバー設定〕で【FOCUS】にしておけば、後ダイヤルを押さなくても(カーソルボタンを使わなくても)MF可能になります。
T(テレ)側へスライドさせて"遠くへ"となるので、月を撮る場合ならば目いっぱい"遠くへ"としておけばよいと思っていましたが、最大望遠域ではかなり手前に調整する必要があるようです。
(T)、無限遠(∞)へ持って行ったあと、小刻みに手前(W)側に10回ぐらい戻すと月にピントが合うような感じです。
今時のズームレンズなので、バリフォーカルレンズということは分かってるのですが、レンズ交換出来るカメラではないので、無限遠(∞)ぐらいは・・・と思ってしまいます。
※バリフォーカルレンズ:ズーミングによりピント位置がずれるタイプのレンズ
せっかくバリアングル液晶モニターなのだから、三脚固定し、フレーミングすればと思われるかもしれませんが、2400mm相当(デジタルズーム4倍)で調整していると見る見るうちに月が動いてしまいます。
高速連写(12コマ/秒)にして、手持ちでフレーミングしながらできるだけ大きな月を良い感じでとらえるようにしています。