京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

初春の祇王寺

2015-03-18 16:29:16 | 京都めぐり

私の大好きな嵯峨野の祇王寺ですが、初春の景色をお届けします。
先日訪れたときのものですが、画像整理が遅れました。
私のブログでは祇王寺は何度もでてきますので、説明は省きます。


拝観受付、サンシュが出迎えです。





私が祇王寺を好きなのは、なんといっても苔の美しさです。
しかも、四季を通して美しいのです。

苔と茅葺き草庵はベストマッチです。
これがコンクリートの現代建築なら、さぞかし興ざめするでしょう。











光と影のグラデーションも好ましいものです。





青々と生き生きした苔です。










初春の今、落椿と青苔を撮影してみます。
なかなか風情があります。





















東山魁夷の作品を思いだしました。
「行春 1968(昭和43)」
祇王寺の苔の庭一面に散り敷いた落花。
筧(かけひ)から流れ出る水は、細い流れとなって庭をめぐる。
花びらは浮かび、たゆたい、やがてゆるやかに流れ去る。
[京都市右京区、祇王寺]




筧から流れ出る水は、今も流れとなり、苔を潤しています。






初春の草花です。










少し季節外れですが、、、。






吉野窓





クリスマスローズ





フクジュソウ






傘さすボタン





アセビ





今回も野鳥撮影できました。





ミツマタです。









春はあけぼの、京都御苑の糸桜の開花も近し

2015-03-18 05:23:19 | 2015 桜

昨日は暑いくらいの天気でした。
京都市内は22度と、4月下旬のようです。

昨日、日の出(6時9分)前に散策にでました。

撮影場所は、「山紫水明」と京都を表した頼山陽の住居前の鴨川です。
日の出間もない東山の稜線は、おもわず、枕草子の一節を思い浮かべました。

『春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。』です。





北山の稜線も美しい景色です。





鴨川です。





柳もだんだん春の装いになりつつあります。





まだ早いのはわかりつつ、京都御苑の近衛跡に立ち寄ってみました。
画像左上、糸桜が少し頬紅に色づきはじめています。





つぼみもずいぶん膨らんできました。







近衛跡の糸桜とほぼ同時期に咲く、平野神社の魁(さきがけ)桜のつぼみも膨らんでいます。





桃桜は満開です。






コデマリの若葉も大きくなってきました。





あと少しで、開花の御報告ができそうです。