昨日朝東寺から向かったのは大覚寺、弘法大師を宗祖とする真言宗大覚寺派の本山です。
正式には旧嵯峨御所門跡と称し、嵯峨御所とも呼ばれています。
建立は平安時代876年、明治初頭まで代々天皇、皇統の方が門跡(住職)を務めました。
最初に向かったのは大沢池
周囲約1kmの日本最古の人工の林や泉水などがある庭園です。
嵯峨天皇が唐の道頓堀庭湖を模して造られたところから庭湖とも呼ばれています。
まだ一部ですが、色づいた木々もあります。
心経宝塔
名古曾の滝跡付近
池には赤い水草が多く浮いています。
明智門から大覚寺の中に入ります。
嵯峨菊が出迎えてくれます。
大玄関
大玄関松の間と後宇多法皇御使用の御輿
宸殿です。
襖絵は狩野山楽による牡丹、紅白梅、松、鶴などが描かれ、桃山美術の代表作品です。
宸殿前庭
一面の白川砂が敷かれ大海を表現しています。
右近の橘、左近の梅が旧御所の名残りをとどめています。
回廊は嵯峨菊で飾られています。
村雨の廊下
縦の柱を雨、直角に折れ曲がった回廊を稲光にたとえて呼ばれています。
天井は刀や槍を振り上げられないように低くし、床は鶯張りです。
霊明殿
正寝殿
12の部屋をもつ書院づくりです。
後宇多法皇が院政を執った部屋もあります。
襖絵は狩野山楽の「四季耕作図襖」です。
最後に御室流の生け花
ユズリハ、サンシュ、キク