京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

上品蓮台寺の桔梗、紫陽花

2019-06-23 18:03:48 | 京都めぐり


桜のときに毎年訪れる上品蓮台寺です。

平安時代の三大葬送地の一つ「蓮台野」にある寺院で、真言宗智山派本尊は延命地蔵菩薩像です。
聖徳太子が母の菩提寺として開基と伝えられ、当初は香隆寺と称した。
平安時代、宇多法皇の勅願により再建され、上品蓮台寺と寺名を上品蓮台寺とする。
平安時代後期の仏師・定朝の墓、平安時代酒呑童子退治で知られる源賴光の墓と伝えられる頼光墓、空海の母の塔という阿刀氏(あとし)塔、室町時代の金工・後藤祐乗墓などがあります。




















門から入ります。





桔梗





アジサイ


























シモツケ





ザクロの鼻を打ち





寺務所前、蓮はまだです。















萩が咲きはじめています。














オウゴンオニユリ、ヒメユリ、スカシユリ、ウツボグサ、キンミズヒキ

2019-06-22 21:32:40 | 2019 花


オウゴンオニユリ(黄金鬼百合) 原産地対馬

花の形や姿がオニユリとよく似ていて、オニユリの変異種であるといわれています。
オニユリは伸びた茎の先に、濃いオレンジ色の花を咲かせます。
オウゴンオニユリは、花の色は薄い黄色をしています。

オウゴンオニユリは日本に自生しているユリの1つですが、対馬にだけ自生しています。
一方のオニユリは全国に分布しています。
ただ対馬でも数が激減しているそうです。














ヒメユリ










スカシユリ





ウツボグサ





キンミズヒキ





ギボウシ





トウギボウシ





コマツナギ





京鹿子





半夏生










エゾミソハギ





ユリズイセン





アガパンサス







智積院の桔梗と沙羅 大師堂、密厳堂

2019-06-22 16:09:47 | 2019 花


桔梗は金堂へ向かう参道の両側に植えられていますが、現在咲きはじめです。





































金堂





明王殿の近くに沙羅(夏ツバキ)はあります。











































智積院は散策の定番コースですが、あまりブログで紹介していなかった諸堂です。

大師堂





石段を上がると密厳堂があります。





















































現役の井戸のようです。





愛宕大権現、天満宮、白山大権現






水無月の平野神社

2019-06-21 15:57:02 | 京都めぐり


水無月の平野神社です。





夏越の神事 茅の輪くぐりは6月28日から30日です。










お稲荷さんとアジサイ





舞殿はまだ倒壊したままです。





今回猪目の記事を初めてみました。
菊家紋、ハート、桜の神紋の三点セットはここだけだそうです。





猪目金具見つけました。





桜神紋の提灯





本殿





樹齢400年以上の樟





桜苑を歩きます。

アジサイ





姫ヒオウギズイセン





テッポウユリ(ピンク)










ユリ





テッポウユリ










ムラサキシキブの花





南門






1651年御所の御門を下賜されたものだそうです





ブルーサルビア





キョウチクトウ











大徳寺山内散策 高桐院拝観再延期

2019-06-21 05:34:15 | 京都めぐり


昨日は33度超えの猛暑でした。蒸し暑くて散策も早めに切り上げました。
近畿の梅雨入りはまだです。史上最も遅い6月26日を更新するのではとの声も出はじめました
どうなっているのでしょう。

1年8ヶ月ぶりの朝の大徳寺山内散策です。
鎌倉時代に大燈国師が開いた禅寺で、妙心寺に次ぐ広い敷地です。
市内には大徳寺、妙心寺、相国寺、南禅寺、東福寺の5つの臨済宗本山があります。
私はいままで坐禅会で大徳寺を除く本山でお世話になりました。大徳寺本山は坐禅会がないのでづ。
ただ塔頭寺院ではいくつか開催されていますが、どういうわけか縁がありませんでした。


北大路通りの南門より入ります。




築地塀に沿って松が植えられています。壮観な景色です。





養源院










紅梅院





庭園の新緑がきれいです。





龍源院





徳禅寺





東門










山門





千躯地蔵










興臨院





大慈院 

日曜坐禅会開催しているようです。8時~





仏殿





修学旅行生らしい団体が何組か歩いています。どうやら大仙院に向かっています。





三玄院

石田三成のお墓があります。





真珠庵





大仙院

週末坐禅会、定例報恩坐禅会、土曜坐禅会あり、いずれも参加費1,000円










中門















芳春院 

坐禅の案内がでていました。 第2日曜 午前7時~










龍泉庵

坐禅会 毎週水曜日~日曜日 7時~8時





如意庵





聚光院










鐘楼





総見院





龍翔寺(専門道場)










高桐院

私の好きな寺院ですが、2017年6月から本堂大屋根瓦葺替えと耐震補強、茶室廊下保存修理で工事中です。
当初は2018年10月末まででしたが、2019年3月末に延期され、今回の訪問では更に延長となり、今年の秋頃再開をめざすとありました。
昨秋の台風被害が工事延長に拍車をかけたようです。














玉林院





龍光院
















愛宕念仏寺の羅漢石像

2019-06-20 16:16:43 | 京都めぐり


愛宕念仏寺の羅漢石像です。

画像1
「おこしやす愛宕寺へ」と彫られています。
前住職の西村公朝さん作ではと思います。





画像2
「ナム サダルマ、、、、、」。お経でしょうか。これも公朝さん作のような気がします。





画像3
「羅漢○」。豊かな表情です。これも公朝さんの作のように思います。





画像4
両手を頬にあてている女性のような像です。
その左上は何かを唱えているのでしょうか。





画像5
一番左の像は苔が髪のようになっていて女性のように見えます。
その右は穏やかな顔の像です。故人はこういう人だったのかもしれないです。





画像6
手に持っているのは何でしょう。ハートのような。





口、目、鼻クッキリ像です。





御夫婦でしょうか。御両親でしょうか。優しい顔の像で、こちらも手を合わせたくなります。





物静かに祈っている像です。





画像10
左の像はバットらしきものを持っています。
右の像は烏天狗に見えるのですが。





三体とも両手に何かを持っているようです。
真ん中は杖?、左は顔です。





右側の像は野球のグローブをはめているのでしょうか。





それぞれ優しい像ですが、前列左の像は何を抱えているのでしょうか。
後列右端の像はエジプトのスフインクスに似ています。





前列左端の像が抱いているのは子供でしょうか。お孫さんでしょうか。
前列右から二番目は子供かお孫さんに本を読んであげています。





画像15
後列左端の像は七三分けの髪です。





皆さん良い表情をされています。




















画像20

























画像25

























画像30
凛々しい顔立ちです。





前列とても素敵な笑顔です。





メガネをかけて大笑いしている像です。
手に持っているのは何でしょうか。ウオークマンでしょうか。










「色即是空」の像





画像35
後列真ん中の像は閻魔様に見えるのですが。





羅漢石仏まだまだあります。







愛宕念仏寺の石仏に会いに

2019-06-20 05:33:38 | 2019 新緑


久しぶりに愛宕念仏寺の石仏に会いに行ってきました。

先日宝厳院の120体あまりの嵐山羅漢像を紹介しました。
とてもリアルにできていた中国の五百羅漢像ですが、どこか気持ちが晴々しないのです。
「企業繁栄」は別として、故人を供養したい思いは私にもよく理解できます。
愛宕念仏寺には供養したいという思いをこめて、素人が自らの手で彫った石仏があります。

同寺の創建は奈良時代の770年頃と伝えられ、現在地に移されたのは比較的新しい1922年です。
本堂(重要文化財)は鎌倉時代中期の代表的遺構です。
ここには多くの羅漢石像がありますが、1981年から10年間1,200人の一般参拝者が自身の手で彫ったものです。
この羅漢石仏の発願は先代の住職の西村公朝(1915ー2003)さんによるものです。
西村公朝さんは僧侶であるとともに仏師としても有名です。
三十三間堂の千一体の仏像のうち600体、広隆寺の弥勒菩薩、東寺の焼け仏などの修復しました。
東京芸術大学の教授としても、多くの学生を指導された方です。

私が嵯峨野散策でよく行く鳥居本からさらに足をのばしたところあります。










緑がきれいです。





一般参拝者が彫られた羅漢石像が境内のあちこちに置かれています。






三宝の鐘





























本堂 本尊は厄除千手観音



































ふれ愛観音堂












三宝の鐘


























ここの羅漢石像は下は小学生上は90代の全員素人の方が彫られたものです。
荒寺だったこの寺の復興に共感された方々が主旨に賛同されて羅漢彫りを申し込まれたのです。
当初500体目標でしたが、申し込みが後を絶たず、境内に安置できる限界の1200体に達しました。
羅漢彫りを希望された多くは女性で、先だった夫や子供を供養したいという思いが多かったようです。
石仏彫刻に使用する道具はお寺が貸したそうですが、彫り方の指導はあえてしなかったそうです。
本来羅漢さんは出家している僧侶ですが、彫られた方々は自由な発想と強い思いで羅漢石像を作られたのです。
ですから1,200体全てが仏さんなのです。
嵐山羅漢像よりこちらの石仏が好きです。

現在は羅漢奉納はやっていないのですが、やっていたら私もチャレンジしたいと強く思っています。
供養したいのは働き盛りで亡くなった父親と癌で亡くなった母親です。
勿論お墓はあるのですが、私の感謝の思いがこもった羅漢石仏を、自分の手で彫って奉納したいです。

次回は羅漢石仏のいくつかを紹介します。









ウツボグサ、オカトラノオ、ノハナショウブ、マツモトセンノウ、カラマツソウ

2019-06-19 20:03:23 | 2019 花


ウツボグサ(靭草) シソ科

花の形が弓矢を入れる靭(うつぼ)に似ていることから名付けられる。
別名 カコウソウ(夏枯草)










オカトラノオ(岡虎の尾)

花が虎の尾に似ていることから名付けられる。










ノハナショウブ(野花菖蒲)

花菖蒲の原種です。





マツモトセンノウ(松本仙翁)





ツクシカラマツソウ(筑紫唐松)






ヤマオダマキ キンポウゲ科





ワタナベソウ(渡辺草)ユキノシタ科

名前は発見者に因む。四国、九州だけに自生する。





ノカンゾウ(野萱草)





ハナイカダ(花筏)





イワガラミ(岩絡み)










イセハナビ(伊勢花火) キツネノゴマ科





オヘビイチゴ(雄蛇苺)







キノコの女王キヌガサタケ

2019-06-19 12:53:25 | 定年後生活


今年もキノコの女王と呼ばれるキヌガサタケ(衣笠茸)の出る季節(初夏~秋)になりました。
キヌガサタケは傘の下にレースをまとったような姿が特徴です。
スッポン科キヌガサタケ属の菌類で今の時期に竹林などで見ることができます。
ただ成長が早く一日でレースが萎れてしまいます。
中国では高級食材で、乾燥品は日本でも販売されています。































茎が折れて倒れたキヌガサタケ









シーボルトのオタクサ、ハクウンキスゲ、ヒマワリ、紅花

2019-06-19 07:25:41 | 2019 花


アジサイ オタクサ

このアジサイを世界に紹介したのは、江戸時代、医師として来日したドイツ人シーボルトです。
江戸時代後半(1823年)長崎出島のオランダ商館の医師として来日したシーボルトは、遊女「お滝さん」と結婚、女の子(お稲)も生まれます。
一時帰国のシーボルトの荷物から、国外への持ち出しが禁じられていた日本地図や葵の紋の羽織などが見つかり、スパイ容疑をかけられ、1829年に妻子を残したまま国外追放されます。
帰国したシーボルトが妻子に宛てて書いた、日本語の手紙が残されています。
「ニチニチ ワタクシカ ホマエ マタ ホイネノナヲ シバイシバイ イフ」
(日々、私は、お前、また、お稲の名をしばしば言う。)
「ナントキワ オマエヲ マタ オイネ モット アイスルモノヲミルカ」
(いつか、お前を、またお稲を、もっと愛する者を見るのだろうか。)
しかし、お滝さんから届いた手紙には、「余儀なく義理にて他へ嫁し申候」と、親戚の勧めに抗いきれず再婚したことを告げる手紙が届けられます。自分の肖像を蓋に描かせた煙草入れとともに。

シーボルトは日本の様々な植物を掲載した『日本植物誌』を刊行、そのなかに、長崎県で採取した空色のアジサイを「Hydrangea otakusa」(ハイドランゼア オタクサ)と名付け紹介しています。
「オタクサ」は彼の妻「お滝さん」です。シーボルトが妻の名前を呼ぶときの発音をそのまま花の名前にしたのです。





この話は以前長崎観光旅行したときに、バスガイドさんが説明してくれました。
長崎では市の花をアジサイと定め、現在は全てのアジサイを「オタクサ」、「お滝さん花」と呼んでいるそうです。


ガクアジサイ"オタクサ"

まだ色づきはじめです。










ハクウンキスゲ(白雲黄菅) ユリ科

大陸系の植物で日本では対馬にしか生育しておらず、対馬を代表する夏の花です。
開花期 6月ー8月 一日花。



































紅花





ヒマワリ





ギボウシ





イトバハルシャギク





メラレウカアルテルニフォリア オーストラリアフトモモ科










ムラサキバレンギク





フウリンソウ





昨夜の新潟県の大きな地震には驚きました。
被害が広がらないことを祈ります。






ヒメユリ、テッポウユリ、タカサゴユリ、タニマユリ

2019-06-18 16:52:57 | 2019 花


ヒメユリ(姫百合) 

原産地 日本、朝鮮半島  英名『スター・リリー』

主に西日本に分布し、6月頃に濃い橙色(緋色)のクッキリした6弁花が咲きます。
小ぶりな花で、星形に開いた花が上向きに付きます。
鮮やかかな緋色ですぐに目につきます。
名前の由来は花の様子がかれんなところから命名。
「ひめゆりの塔」を思い浮かべますが、本種とは関係ないそうです。
沖縄で広く分布しているユリはテッポウユリだそうです。









テッポウユリ










テッポウユリ(ピンク) 原産地沖縄





タカサゴユリ





タニマユリ










/ノカンゾウ






嵐山羅漢像

2019-06-18 05:44:18 | 京都めぐり


宝厳院の前に嵐山羅漢像がおよそ120体あります。
同寺が阪神大震災の供養を兼ねて呼びかけたのがはじまりですが、各地の個人や企業がそれぞれ思いを石仏に託し奉納したものです。










案内板が立っています。
現在も五百羅漢像の建立奉納募集中のようです。
「企業繁栄」に羅漢像? 何か違うように思うのですが。





「五百羅漢」です。
お釈迦さまが亡くなった後、経典結集に集まった500人のお弟子さんです。
羅漢像はよくできているのですが、リアル過ぎにも思えます。
中国の五百羅漢像のようですが、中国で作られた石像でしょうか。









背中が痒いのでしょうか。孫の手で掻いているような格好です。





古代ギリシアのソクテラスに雰囲気が似ています。





長い棒らしきのを持っていますが、箒でしょうか。
その右は腕まくりし、何かをはじめるようです。





蓮根を振り上げているようです。
その右は胸を出して、自分の中に仏さまがいると言っているようです。










羅漢像の頭上に仏像が。





長髪の羅漢像は珍しいです。猫を抱えています。





視線は上に、何を考え中なのでしょうか。





これもソクテラスに似ています。



















大きく目を見開いています。









野球のバットを持っているかのようです。





電車の吊り革でしょうか。















瓢箪を振り上げている羅漢。帽子をかぶっている羅漢。





右側の羅漢、顔の皮をめくっています。





変わった僧衣で、山羊のこどもを抱き上げているのでしょうか。










膝ぐみしている羅漢像もいます。





目が愛嬌あります。





こちらは石柱です。














俳句の石柱です。











次からは湯豆腐嵯峨亭の奉納石仏です。





昔の朝鮮文官の石像です。










北側入口付近にあります。















表情がはっきりしている羅漢像と違い、かなり古そうな石仏です。
私はこちらのほうが好きです。






























枯山水庭園