梅雨明けが間近と感じられる荒れ模様の天気の晴れ間に、旬のテナガエビの釣果を友からいただいた。かたじけないことに、ここ数年恒例になっている。
老生はこれの硬い両手を外して殻のまま醤油と酒と味醂で炊いたものが大好物。お酒に佳く合う肴だが、今は酒を絶った身なので、専らご飯のおかずとして食べる。日本酒の肴になるものは,当然ながらおかずとしても美味しい。
夏の到来を告げるこの川海老、その釣りの光景は、見方によっては鮎よりも風情がある。夏の風物詩と言えるかと思う。この釣りほど釣り人が静かさに溶け込む釣りも少ないだろう。小さなウキへの微妙なアタリを見逃さない視力が必須だ。老生にはもう真似事も出来ない。
かつては清流・渓流の釣りに没頭していたこともある老生だが、早々に運転免許を返納するようでは、もう釣りはできない。想像力と味覚だけは何とか遺っているが。
何本もの竿を駆使して、次々と釣り上げる友人の手練の技、その光景を想像しながら味わうテナガエビ、洵に有難い旬の食材である。
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