今年の七夕は、小暑の始めと日が重なった。暦の上では、夏到来と言える。
当日の朝、遠い小森から,かそけきセミの鳴き声が聞こえて来た。耳を澄ましても聴き漏らすような微弱な音。7年も土中にいたのなら、地上に出ても、暫くは大きな声は出せないのだろう。
声は微かだが、確実に夏の到来を告げてくれている。大暑に至れば辟易するほど喧しく鳴く。セミの斉鳴は、太陽と共に夏の大きな役割を担っている。
年はとっても、夏の遊びと縁が切れていても、梅雨が明けただけで無性に嬉しい。学童のころは、夏休みが近いのと、新学期が近いのでは、天地の違いがあった。
戦果に見舞われている彼の自然豊かな国の子どもたちは、夏休みどころではないだろう。家族と共に暮らすことさえ叶わないらしい。かつて日本でも、学童が都会から田舎に疎開した時代があった。
誤った観念に捉われた権力者による政治の弊害は、同時代の世界の人民全てに及ぶ。人類は叡智を結集して、政治を委ねる真のリーダーを選び出すシステムを構築にするのでなければ、私たちはいつも未来への期待をもてないままである。
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