道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

お寺でのジャズライブ

2019年01月15日 | 人文考察

お寺の本堂で、ジャズのトリオ(ピアノ、ベース、ドラム)演奏を聴く機会があった。

プエルトリコ人父子のピアノ二ストとドラマー、そしてアメリカ人のベーシストの編成。ベーシストは28才のドラマーと年齢が近く見えた。

A列車で行こう」「枯葉」「サマータイム」「ベサメムーチョ」そのほか数曲に、ピアニストの作曲したオリジナル曲1曲を好演した。父は音楽教師の、息子はバークリー音楽大学に特待生で入学したキャリアをもつと知って、高い水準の演奏に納得した。やはり若いだけあって、ドラムとベースは迫力があった。

羞ずかしいことに、私はこれまでプエルトリコは独立した国だと思っていた。1898年以来のアメリカ領で、現在はアメリ合衆国の自治連邦区になつていることを、初めて知った。住民はアメリカ合衆国の国籍をもつ歴としたアメリカ人だ。市民権と徴兵義務はあるが納税義務はなく、合衆国大統領の選挙には参加できないという。北マリアナ諸島も同じ扱いらしい。

米西戦争でアメリカ領になるまで、長くスペイン領だったから、民族的にはスペイン人の血が濃く、ポルトガル人の血が享けたブラジル人同様、リズム感の天分と高い身体能力をもつ民族だ。ジャズ音楽とスポーツ界で活躍する人たちが多いことはよく知られている。

ライブは今後も毎年行われるらしい。浜松に、日本に、ファンが増えることを期待したい。


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