道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

梅雨明け

2020年07月03日 | 随想

新型コロナの先行き不透明感に対する心理的影響からか、早々と6月15日に「梅雨明け間近」という記事を投稿してしまい、我ながらオッチョコチョイの習性に愧じ入るばかり。その後九州で、未曾有の水害が発生した。梅雨の終期は毎年九州が豪雨に見舞われる。地球温暖化によるインド洋の高温化のためか、7月の日本列島は年々降雨被害が激甚化しているようだ。国交省は、抜本的な国土計画を策定して、河川改修が急務だが、予測が主務の気象庁の警鐘が鳴るのが遅すぎる。被災者への救援や補償は急務だが、政府には根本的対策が欠けている。

当ブログの昨年記事では、7月10日にセミが鳴いたことを報告し、私は例年どおり、それを以って当地の梅雨明けとした。今年は今日7月17日のセミの声が最大だ。セミが鳴くと、老躯に精気が漲るような気がする。今年も、気象庁の梅雨明け宣言など待っていられない。本日のセミさんの梅雨明け宣言を信頼したい。

小学生の頃に感じていた、夏休みが指呼の距離に近づいて来る感覚の嬉しさを今も老生が保っていることに、我ながら愕くというか呆れる。年甲斐がない。生来の遊び好きなのだ。
平安時代の今様の採録集「梁塵秘抄」にある、この歌をあらためて実感する。

遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそゆるがるれ。

それにつけても、コロナ休日の補てんのために、夏休みが減る孫たちは可愛想だ。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京都知事 | トップ | テナガエビ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿