![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/6c/d6082028dc52aaafedcdfc885614efe3.jpg)
落ち鮎の季節を前に、ツクツクボウシやミンミンゼミの声が混じる蝉しぐれの山峡へ鮎を食べに行った。今年は3回目だろうか?寒狭川の水量は前に来た時より多めの様に見える。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/53/c25a998fe7ad6c734fd882fd1e795f53.jpg?1661559775)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0e/f0f6f29c208d4e8deec61a8c439168ed.jpg?1661474809)
夏休みも終わりに近いせいで客は少なく、僅かな待ち時間で席に案内された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/53/c25a998fe7ad6c734fd882fd1e795f53.jpg?1661559775)
私も家内も、天然鮎の塩焼きを2尾と、鯉のアラ汁付きご飯セットを注文する。此処の自家製漬物、ダイコン・キクイモ・高菜の三種は絶品で、これだけでご飯を食べてみたくなる。
ノンアルコールビールで喉を潤しながら待つこと30分、大きく成長した鮎が運ばれてきた。100グラムはありそうだ。もうこの先は、降雨の度に落ち鮎となって川を降るのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0e/f0f6f29c208d4e8deec61a8c439168ed.jpg?1661474809)
この川の中流、設楽町田口には、銘醸の蔵元関谷酒造がある。以前なら、寒狭川の鮎には其処の銘酒と決まっていたが、既に2ヶ月前に※ソバキュリアンに変身してしまったやつがれ、専ら香魚の味覚のみでアルコールと無縁の身。
「飲まない生き方」“ソバキュリアン”を実践してみると、存外困難なことはなく、酒を飲みたくならないことに愕いている。自分は本来、酒と無縁の人間だったかと疑うほどに、お酒が欲しくならない。
絶対にお酒だけは已められないと思っていたのは何だったのか。健康上の不都合が生じてアルコールを断った訳ではないのに、アルコールを欲しがらない自分が不思議でならない。
短い老い先を、出来るだけ「しらふ」で過ごしたいと望む気持ちが残っていたことに気づかせてくれた、英国生まれアメリカ在住のルビー・ウォリントン氏(Ruby Warrington)には、大いに感謝している。
※
Sober Curious(ソバーキュリアス)とは、飲酒歴がありながら、酒をやめることを前向きにとらえ、健康的で有望な選択肢として自発的に禁酒を選ぶこと。ソバキュリアンとは、それを実践する人の意の和製英語か?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます