道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

消化器官の違い

2021年01月14日 | 健康管理

私は子どもの頃から生き物を捕まえたり飼育することが好きだったが、その経験を通じて、健康を保つ方法のヒントを得ることがあった。生き物の生存のメカニズムは、種は違っても基本的に共通していると思う。

かつて当ブログで小鳥の「トヤ」について投稿したことがある。
その要旨は、高タンパク質・高脂肪の餌料を小鳥に与えると、姿も羽艶も鳴声も美しくなるが、その後に鳥の体調がひどく悪化する事情についての私見である。私は「トヤ」を知ったことによって、美食の弊害を学んだ。

また釣りの経験によって、上流部に棲むサケ科肉食魚(アマゴ、イワナ、ニジマスなど)と中・下流部のコイ科の雑食魚(コイ、ウグイ、オイカワなど)などの消化管(食道・胃・腸)の靭性に、大きな違いがあることを知った。前者の魚の消化管の組織が強靭で短いのに較べ、後者の消化管の組織が脆弱で長いことを度々観察した。その所見は海魚に於いてもほぼ同様で、やはり肉食性(fish eater)の魚の消化管は強靭だった。

そこから想像できることは、肉食性の動物と、草食・雑食性の動物との消化器官の靭性の差異である。哺乳類でもこの食性の違いによる消化器官の違いは観察され、人類でも同じだろうと考えている。

肉食性人種の消化器官は強靭で、魚食・草食性人種のそれは脆弱であるとすると、酒のアルコール濃度と健康の問題が浮かび上がる。アルコールは生体組織を傷害する作用がある。発がん性はWHOが認めている。濃度すなわち度数が高い蒸留酒を希釈しないで飲み続けるのは、間違いなく消化器官を傷める。

常々当ブログで申し上げているように、蒸留酒(スピリッツ)の害は、我々東北アジアの人種の方により強く顕れるように思う。強い酒は、それを生み出した、強靭な消化管をもつ欧米の人々に任せ、我々はせいぜい15%前後の醸造酒を飲むか薄めたものを飲むのが、理に叶っているのではないかと思う。スピリッツをストレートで愛飲するのは、慎んでいただきたい。どうしても飲みたいたときは忘れずにチェイサーを。




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