私たちが、人や生き物の動く姿、乗り物の走行や飛行などの動態を記憶できないという事実は、事故や事件の当事者や目撃者の動いていたものに対する目撃証言の内容には、不正確・不確実なものが含まれると言うことである。
極端にいうと、動いていたものへの人の記憶は、信用できないということになる。この事実を弁えると、監視カメラやドライブレコーダーの重要性は飛躍的に高くなる。
私たちは、自分も相手も目撃者も、記憶できない移動の渦の中で、日々仕事をしたり生活していることにもっと慎重であらねばならない。
自分自身をモニターし、その行動映像の記録を常にバックアップする習慣は、現代人にとって必要不可欠になっているのかもしれない。
スマホのビデオ機能のおかげで、有用無用のドキュメンタリー映像がネット上に無数に溢れているが、人間に缺けるている映像記憶の補完装置として、これほど便利なものはない。大いに活用しなければならない。
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