昼食のために2.5kmも離れた店に行った帰り道、護岸がある河川敷の側道部分で、シロバナタンポポを見つけた。
シロバナタンポポは5倍体で、交配の無い単為生殖で種をつけるという。雑種ができないから、環境に対する適応性は低いのだろうか?貴重な日本固有種だそうだ。 . . . 本文を読む
その41.論功行賞乱の後、大海人皇子が【近江宮】にあるときから付き従っていた舎人たちをはじめ、戦いに率先参加したり兵糧を供出して軍を支援し、時には朝廷に背いて参陣した豪族やその子弟たちに、それぞれの功に応じた冠位が与えられた。
これらの論功行賞とその後に確立した天武朝廷の人事を確かめていくと、天武朝の文官優遇、武官冷遇の方針が見えて来る。クーデターに成功し政権を確立した時から、大海人皇子は軍政か . . . 本文を読む
その3
1.近江路(琵琶湖東岸)での戦い7月7日、大海人軍の村国男依らは、息長横河(おきながのよこかわ、現在の滋賀県米原市梓河内付近)で官軍の将・境部薬(さかいべのくすり)を討ち取り勝利する。
7月9日、村国男依らの大海人軍が、琵琶湖東岸の鳥籠山(とこのやま、滋賀県彦根市の現大堀山)で官軍の秦友足(はたのともたり)を打ち取り勝利する。
7月13日、大海人軍の村国男依軍はさらに南下し、安河 . . . 本文を読む
気温が高くなるにしたがって、時間の進みが早まるように感じられる。桜に始まる花々が、次々と盛りを迎え、野も山も瑞々しい緑に模様替えすると、行楽への意欲はいやがうえにも増して、個人生活はイベントの目白押しとなる。
1つが終わればまた次が現れ停滞することがない。結果として瞬く間に、春は駆け抜けてしまう。
農家では苗床の整備に始まり、田植えを終えるまでは仕事に追われる。
漁業でも、魚が産卵を前に活発 . . . 本文を読む
その2
1.吉野脱出
672年6月24日、大海人皇子は倭古京(飛鳥)に舎人を派遣、留守司の高坂王に駅鈴(官馬の使用許可証)の発給を求めるが断られた。それを知ると、大海人は直ちに【大津京】に舎人を派遣し、高市皇子と大津皇子に決起を報らせ脱出を促し、伊賀・伊勢などの通過地点に舎人を先行させた。彼らは【美濃和蹔】(わざみ、現在の関ヶ原)の本営までの経路確保と在地兵力を糾合する使命を帯びていた。
. . . 本文を読む