先日のチガヤの記事の後も、種が旅立つ前後の写真を撮ったので、続編を掲載します。
1.前夜
夕焼けです。明日は晴れ、風もあるようです。 ということは、種たちにとって別れの日。
穂の中で種たちは、旅立ちを前にはしゃぎあっています。
2.夜明け前
夜明け前、チガヤの母たちは考えます。 いかに次世代も生き続けるかを。
3.日中
予想通りに風が吹き出しました。チガヤは種を飛ばすべく、大暴れです。 でもそうじゃないものもいるようです。
4.夕刻
せっかくの風だったのに、遠くへ飛ばそうと考えすぎて飛べなかったものもいます。悩んでいます。
5.夜
また夜が来ました。ほとんどのチガヤは前夜よりもやせ細っています。
さあこれからはどうしよう・・・・
1.前夜
夕焼けです。明日は晴れ、風もあるようです。 ということは、種たちにとって別れの日。
穂の中で種たちは、旅立ちを前にはしゃぎあっています。
<旅立ちの前夜>
明日はきっと
別れの日だね
穂の中で
夜はワイガヤ
後は風任せ
明日はきっと
別れの日だね
穂の中で
夜はワイガヤ
後は風任せ
2.夜明け前
夜明け前、チガヤの母たちは考えます。 いかに次世代も生き続けるかを。
<未来(あす)を考える>
離れた子
何処旅する
すがる子よ
何処へ流そう
種の未来のため
離れた子
何処旅する
すがる子よ
何処へ流そう
種の未来のため
3.日中
予想通りに風が吹き出しました。チガヤは種を飛ばすべく、大暴れです。 でもそうじゃないものもいるようです。
<大暴れ>
そら頭突き
四方八方に
攻撃だ
チガヤ大暴れ
風が舞っている
そら頭突き
四方八方に
攻撃だ
チガヤ大暴れ
風が舞っている
<しがみつく>
しがみつく
なにがなんでも
離れない
翌年のため
拠点を守る
しがみつく
なにがなんでも
離れない
翌年のため
拠点を守る
4.夕刻
せっかくの風だったのに、遠くへ飛ばそうと考えすぎて飛べなかったものもいます。悩んでいます。
<思ひの重さ>
今度こそと
膨らむ期待
身を縛る
思ひの重さに
夕陽憐れむ
今度こそと
膨らむ期待
身を縛る
思ひの重さに
夕陽憐れむ
5.夜
また夜が来ました。ほとんどのチガヤは前夜よりもやせ細っています。
さあこれからはどうしよう・・・・
<この身を闇に隠して>
賑やかな
声は聞こえず
やせ細る
身を哀しみて
立ち尽くすのみ
賑やかな
声は聞こえず
やせ細る
身を哀しみて
立ち尽くすのみ