てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

初夏の叢

2022-06-26 00:03:38 | みんなの花図鑑
 ほぼ毎日散歩しているのですが、叢の緑が一気に背を伸ばしてきました。また花壇の花や街路樹もいろんな花を咲かせています。
 ここでは私の近所(名古屋市緑区)の叢で見かけて印象に残った初夏への花の写真を、五行詩とともに列挙します。(なお 写真は主に6月上旬のものです。)  

1.ヒナキキョウソウ

 春のマツバウンランの次に咲く、わたしの好きな小さな紫の花は、ヒナキキョウソウとニワゼキショウです。ニワゼキショウも凛としていて好きですが、ヒナキキョウソウは明るく親しみやすくて好きです。

<叢の星座>



草むらで
陽気な顔が
夜を待つ
煌めく朋と
一緒に遊ぼう


なおニワゼキショウも下記のように、地上の星座のように咲いています。




2.ドクダミ

 大昔ですが故郷へ帰ったときに、かつて私が使っていた部屋にドクダミが多量に置かれていて、すごい匂いがこもっていました。健康のためにドクダミ茶を飲みだしたと聞きました。ちゃんと長生きに貢献したんだよね。 
 ドクダミが咲き出すと、その頃を思い出します。


 
<ドクダミの思い出>



帰省して
匂いにびっくり
わが部屋が
ドクダミの茶の
工場と化す



3.イネ科の花

 叢には、イネ科の花がたくさん伸びてきます。見ているとちゃんと花開きます。これは一本だけ違う揺れ方をして、眼を誘いました。 地味にきれいです。

<私だって見てほしい>



私だって
見てほしいのに
ため息が
その空間を
白く染めゆく



4、サフランモドキ

 かなり暑い日もでてきました。サフランモドキは緑深くなった叢に、夕焼けを思わせる色で咲いています。涼しい夕風が待ちどおしくなります。

<サフランモドキが周りを見ている>



見回せば
誰もが夕べ
待ち望む
爽やかな風
何処から吹くか



5.ガイラルディア

ガイラルディアは派手な花です。自分の前では昆虫も人も止まるのが当たり前だと思っています。 止まらない時には蕊のもじゃもじゃは網だから・・・


<私の前で止まるのは当たり前>



黄色から
赤に変っても
止まらねば
もじゃもじゃ噴き出し
行く手をふさぐ




6.アガパンサス
夏が来ると大好きなアガパンサスを撮ることができてうれしい。

でも今年の花は、夏を無事過ごせるか心配しておずおずと咲き出した。
コロナ禍は動物だけの話だけれども、人の怨念は核を呼び地球を壊すから。


<不安>



惑星の
様子を風に
聞いてみる
今年の夏は
何が起こるか




7.キバナコスモス

キバナコスモス、夏の間鮮やかに咲き続けます。それこそ私たちにとっては眼から入るビタミンであり、虫たちにとってはオアシスです。


<夏のオアシス>



どんとこい
大雨極暑
頑張るぞ
ここは虫たちの
オアシスになる






8.ヤグルマギク

 ヤグルマギクは、いつの間にか第2期のものが咲いているようです。先行した第一期のものが茶色になって、綺麗に色づいた花の中に混ざっています。
 茶色になっても屹立元気です。



<先駆者の気概>



色落ちれど
若者たちと
背を並べ
咲き誇るのだ
まだまだ負けぬ


コメント (2)
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