雪かき

当地の爺様婆様、雪が降ると張り切りますよ。
せっせ、せっせと雪かき。
夜も明けないうちから雪かき。
アスファルト舗装がでるまで、スコップで掘る。
こっちは、その雪かきの音で目が覚める。

そんなに早く起きたら、余計な燃料、電気代がかかるじゃあないかなあ。
って、余計なお世話かア。

ある爺様いわく、
「いつまで、雪かきしないと人目が悪い」って。
なまけもののレッテルを貼られるってさ。

そんなもん張られたって、どうって事ないのにと思うなまけものの私。

そんな一生懸命に雪かきしたって、
当地は、雪で家がつぶれるほどは雪がふらないのに。
必要最低限に雪かきしておけば、
そのうち、溶けるのに。

爺様、婆様、会社に出かけるわけじゃなし、
そんなに早朝に雪かきしてどうするのさ。
日中にのんきにやればいいのに。

近所に住む私の母。
彼女は自分の体も大変なのに、
嫁さんが、会社から帰ってきたときに、
綺麗に雪かきして無いと気の毒だって言って、この寒いのに雪かきをしている。
そんなことちっとも気にしない嫁サンなのに。

雪かきした挙句、腰が痛いとか、腕が痛いとか、言われちゃ嫁さんにしたら、
雪かきなんかしないで頂戴という話になる。