ブリコ

鰤の子ではなく、ぶりっ子ではなく、
ハタハタの卵の塊のことです。

12月上旬くらいになると、産卵のために浅瀬に団体でやってきます。
そして、藻に塊で産み付けます。
これが、なかなか珍味なんです。
成熟した卵はなかではハタハタの赤ちゃんが動き回るのが見えます。
そういうブリコは食べるとおいしいのです。

なんと言えばいいのか、表現に困るけど、
おいしいのです。
たぶん、栄養だって豊富なはずです。
卵の中で、赤ちゃんが育つんですから。

子供のころはずいぶん食べました。
噛むと、ぼりぼりと音がして、殻はペッと吐き出すのです。

昨日、ダー様の兄からいっぱい貰ったのですが、子供のころ食べたものとは、
味が違うよなあと思いました。
昔は、もっとアジがあったよなあって。
味覚の変化といえばそうなんでしょうけど。