路地の奥にある我が家。
その路地沿いのお宅の屋根の雪が、路地をふさぐ。
少しでも暖かくなると、すぐ落ちてくる。
あ~、とぼやきたくなる。
今日も落ちてきた。
その落ちてきた雪を、そのお宅に戻してやる。
長年の人間関係を考えると、
文句言えないしなあ。
私がやるしかないのか。
我が家の更に奥に、
つぶれそうな家が一軒。
冗談ではなく本当にそういう家です。
風が強く吹けば、その家が飛ばないか、
雪が積もれば、
雪の重みで、つぶれないかと心配になるような家。
その家には、62歳のオッサンが一人で暮らしている。
路地を利用するのは、
私とそのオッサン。
一度として、オッサンは路地を除雪したことなし。
私は思う「お前もたまにやれよ!」と。
私が除雪した路地を当然な顔して利用している。
挨拶一つなし。
あ~、私がやるしかないのか。