マレーシアで道に迷う 

帰国しましたが思い出を書き記します。
と思いましたがだいなし日記に移動します。
長い間ありがとうございました。

初めてのマレー系結婚式

2012-06-02 17:29:26 | 行事・文化
毎日家の中が29℃以上の暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
外に出ると日差しが痛い、そんな今日、夫の会社の人の結婚式がありました。
だれでも参加できるけれども、招待状を貰っても行かない人も多いようなのですが、
一度くらいはマレーの結婚式の様子を見てみたいので参加してみました。

招待状には11時から5時までと書いてあり、全く出入り自由の自由参加です。
通りすがりの人でもご飯を食べるだけでもOKらしいです。
その場合お祝いは5リンギとか10リンギでいいらしく、
受付もないし誰が誰やら分からないのだけれど、なんとなくみんなに挨拶をしている感じの人に
むき出しでお金を渡せばいいらしいです。
ものすごく謎だらけ。一応それらしき人にダイソーで買った祝儀袋にお祝い金を入れた物を渡したけど
きちんと彼女に渡ったか不安。というか祝儀袋の開け方が分からずにそのまま捨てられてしまわないか不安。

1時頃に行って、その辺のナシカンダー屋さんと同じようにバットに並んだ料理を取って食べていました。
あ、勿論マレー系はイスラム教徒なのでお酒は無し。飲み物は水です。
御両人はおらず、大音響でカラオケ大会になっていました。
住宅街のど真ん中、リンクハウスの前の道でです。
これで11時から5時? 日本だったらすぐに苦情が出そうですね。


1時半に新郎がやってきました。(そういえば招待状に1時半に何とかかんとかとマレー語でありました)
     

家から出てきた花嫁が新郎の元へ向かいます。
      

2人で並びます。
       


えーと、この時点で夫、 「あれ?化粧しているから分からない。違う人の結婚式かなぁ・・・」
いつもはスッピンらしい。もっと細いような気がするとも言っている。

静々と歩き、会場の一番奥にある席に着きました。
   

両隣に立っている人は、新郎新婦をずっとうちわであおぎ、時々汗を拭いてあげる要員です。テントの中ですから。
で、夫。この写真を取りに近くまで行って確かめようとしたけれど、それでも本人か確認できず。
「こっち見て笑ってた気がするから彼女でいいのかなぁ」と言ってたけど、
えーと、彼女は花嫁さんですからね、ずっと微笑んでいます。誰に対しても。

まぁ、こうした新郎新婦登場及び入場にも拍手で迎え入れるでもなく、
おそらく親族であろう人がちょっと泣きながらお祝いの言葉を述べていた時も
みんな食事したり、おかわりを取りに行ったり、食事が終わって帰って行ったり。
まぁ、だれでもどうぞ!な席なのでこれでいいんでしょうけど。
     

食事も終わったし、新郎新婦も見られたので、私たちも帰ることにし、会場を後にしました。
     

一緒のテーブルで食べていた人が、今は学校の休暇中なので結婚式が多いと言っていました。
その人達は食事が済むと、この近所でもう一つある結婚式に行くから、とすぐに帰って行きました。
それを聞いて、もしかしたらもう一つの場所だったかも・・・などと言い出す夫。
でも家に帰ってきて写真をパソコンに取り込んで大きくして見て、
「ああ、う~ん、・・・・・多分○○さんだと思う。」
ここに至ってもまだ本人かどうかはっきりしないまま、初めてのマレー系結婚式体験は終わったのでした。 

そうだ!結婚ということで思い出したことがありました。先日マレーの人に聞いたお話です。
イスラム教徒の女性は、絶対に結婚しなくてはならないのだそうです。
一生独身というのは認められていないそうです。
そして男性は4人まで奥さんが持てるそうだけれど、2人め以降は一番目の奥さんの承認がいるそうです。
よっぽど裕福じゃないと複数の奥さんは持たないそうで、今ではあまりいないようなことを言っていました。
いや、私は4番目の奥さんになるよりも「絶対結婚しないといけない」と決められてる方が精神的にきついな。