NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

アーティスト

2012-04-22 17:52:28 | 映画
今週は終盤にかけて心に余裕のない日々が続いた。
来週も引き続き同じ状況になりそうだ。
昨晩は早めに仕事を切り上げ、友人と渋谷で食事をしてきた。
渋谷は学生時代によく通っていた街だ。
せっかくなので、懐かしのハンバーグ屋“ゴールドラッシュ”に向かったら、元々あった場所に店が見当たらない。
そして偶然にも移転先と思われる“ゴールドラッシュ”を発見し、店に行ったらまさかの大行列。
そのためインド料理屋の“SAMRAT”に行こうとしたら、これまた閉店していて、カジュアル版“SAMRAT”に行ったらまたまた大混雑。
ようやく入れた店は“ゴーゴーカレー”だった。
“ゴーゴーカレー”は初めてだったのだが、スパイスが利いた独特の風味のカレーを食べられて結構美味しかった。
キャベツがお代わり自由だが、サラダ等の野菜類をメニューに加えて欲しい気もする。
その後渋谷をブラブラしたが、懐かしのちとせ会館の前に飲み会後の学生の集団がたむろしていて、自分もこんな時代があったなぁと思わずにはいられなかった。
センター街(今ではバスケットボール通り)も、昔あった店が大分なくなっているのは何だか寂しい気分にもさせられた。
でも、渋谷は良い街だと改めて感じた一日であった。

ちなみに上記に挙げたハンバーグ屋の“ゴールドラッシュ”渋谷店は、窪塚主演の「凶気の桜」に出てきたレストランである。
映画ファンとしては要チェックのレストランだ(新宿にもある)。

1週間以上前の話だが、「アーティスト」(2011年フランス映画)を観た。
外国語作品として初めてアカデミー賞作品賞を受賞した作品で、サイレント&白黒映画という特色を併せ持つ異色作だ。
CG化が著しい現代で、敢えてこのようなサイレント&白黒映画を作るのはなぜ??と思われるが、映画を観て、どんな時代でもどんなタイプの映画を作ろうと映画は純粋に楽しめるものだ!という作り手の意図が良く伝わった。
サイレント映画ならではの表現と音楽の使い方など、昔サイレント映画にはまっていた身としては嬉しい限りである。
主人公を演じるジャン・ドゥジャルダンが、サイレント時代の大スターであるダグラス・フェアバンクスに風貌が似ているのも嬉しい。
そして、僕のベスト映画の一つである「雨に唄えば」と同様に、サイレント期からトーキーに変わる1920年代後半を舞台にしているところも嬉しい。
こうしてみると嬉しい要素がいっぱいだ。
サイレント映画は単純明快な映画が多いが、この映画もまことに単純明快な映画だ。
それでも実に深い!
いい映画を観た。
この作品にアカデミー賞作品賞を選んだ選定委員に拍手を贈りたい。
評価は《1/2》としておく。
カンヌ国債映画祭パルムドッグを受賞したアギー君の活躍も注目だ。