NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

コロンビアについて

2014-05-17 09:28:01 | 雑記
コロンビアについて知ってもらいたく、たまにコロンビアについて書いてみようと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、僕は幼少期に父の仕事の関係でコロンビアのボゴタに住んでいました。
約3年の間、帰国することはなく、ずっとボゴタにいたことになります。
ボゴタは標高2600メートルぐらいに位置するそうで、よく考えると凄い高地に住んでいたんだなぁと今更ながら思います。
コロンビアは今では治安は大分良くなったそうですが、当時は治安も悪く、子供だけで公園で遊ぶことは当然禁じられていました。
私の住んでいたアパートのすぐ脇に、貧民街みたいなのがありましたし、銃社会なので、近所に拳銃屋もありました。
アパートの警備員も当然に銃を携帯。
今思うととんでもない国にいたなぁと思います。
そんなインドアな生活をしなければならない環境で、何よりも楽しみだったのが、日本の祖父母から送られてくる小包でした。
小包にはファミコンソフトを始め、オモチャが入っていることがよくあったのです。
小包を意味するパケテという言葉を覚えてしまうぐらい、パケテという言葉に敏感だった記憶があります。
また、日本人用に、日本で録画したビデオを届けてくれる業者がいて、フラッシュマンやドラゴンボールなどを観ることができました。

幼少期をコロンビアで過ごした僕は、現地の幼稚園に通いました。
現地の幼稚園と言っても、先生こそコロンビア人でしたが、周りは僕と同じような日本人の子供がいたので、すぐに馴染みました。
幼稚園で印象に残っているのが、定期的な教会通いです。
コロンビアはカトリックの国で、僕が通っていた幼稚園のすぐ近くにも教会があり、定期的にミサみたいなものに連れていかれました。
ある時はおでこに黒い炭みたいなものを塗られたことがありましたが、あれはなんだったのでしょう。
幼稚園ではコロンビア人に交じってたくさん遊んだ記憶があり、ハロウィンのイベントでスーパーマンの格好をしたり、アイスクリーム工場やコーンフレーク工場に行ったのも良い思い出です。
また、定期的にお誕生日会があり、そのお誕生日会で出たケーキが、緑色や青色のコーティングがされていて、見た目はまずそうなのですが、すごく美味しかった記憶があります。
そして、お誕生日会などのイベントでよく使われたのが、ピニャータという紙でできた人形です(写真参照)。
この人形の中にお菓子をたくさん詰め込み、人形をひとりひとり棒で叩き、穴が開いてお菓子が出てきたら皆で拾うというもので、ピニャータを叩くのが楽しみでした。
何とも乱暴な催しですが・・・。


コロンビアに約3年住んで、スペイン語を話せるようになったか?という質問をたまに受けますが、答えは「Yes」です。
ただし、今は全く話せません。
コロンビアに住んでいた当時は、面倒を見てくれたお手伝いさんはコロンビア人でしたし、幼稚園の先生もコロンビア人で、彼女らと普通に会話をしていた記憶があります。
ここで思うのは、言語はがむしゃらに勉強するのも一つの手ですが、やはりその言語が話されている環境に身を置くことで、自然に習得できるものだということです。
事実、コロンビアに住んで、スペイン語の単語を覚えた記憶はありませんが、自然に会話ができていたのです。
だから、学生時代に英語圏に留学をしておけばよかったと今更ながら思いますし、スペイン語をいつか勉強して、また話せるようになりたいという途方もない夢があったりします。

今後も引き続き時間を見つけてコロンビアについて書いていきます。
皆さんもワールドカップでコロンビアを応援しましょう!