映画「イエスタデイ」を鑑賞。イギリス映画らしい軽快な映画で、素敵な映画というのが僕の率直な感想です。売れないミュージシャンの青年が、全世界で起きた謎の大停電の最中に事故に遭い、目が覚めたらなぜかビートルズが存在しない世界になっていて、でも自分だけはビートルズの歌を知っていて、ビートルズの歌を歌い出したらどんどん大スターになっていくという映画で、脚本はあのリチャード・カーティス!ビートルズの歌の普遍性といいますか、ビートルズ愛に溢れている映画です。主人公の戸惑いとどこかで生じそうな綻びとが同化するなかで、いつか歌で成功すると信じてくれていた幼馴染みの女性への想いなど、主人公の葛藤が、全編を彩るビートルズの名曲の雰囲気にマッチして、ファンタジーの要素もあってとにかく素敵な映画でした!
中山七里の岬洋介シリーズ第一作『さよならドビュッシー』を読了。音楽を人生の再生と絡めて描いて、単なるミステリーに終わらないところがすごい。中山七里自身は音楽の知識はないらしいけど、音楽の描写の緻密なこと。他の作品も読みたくなります!