NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

『落日燃ゆ』

2012-04-01 17:44:32 | 
怒涛の3月が終わった。
長いようで短い3月だった。
これまでにない良い経験をした3月でもあった。
昨日は久々の監査である棚卸立会があり、ようやく一息ついている今日日曜日である。
昨晩は仕事後に先輩に飲みに誘われ、約1カ月ぶりに酒を飲んだ。
気が付けば4月で、繁忙期も迫っている。
プロ野球も開幕し、昨晩は羽生結弦の演技に感動し、気分良く繁忙期を迎えられそうだ。

先日、城山三郎の『落日燃ゆ』を読み終えた。
東京裁判で死刑判決を受け、東条英機らとともに処刑された広田弘毅の人生を、激動の昭和を背景に描いた小説だ。
広田弘毅は内閣総理大臣も務めた人で、東京裁判で死刑判決を受けたA級戦犯の中では唯一の文官である。
小説だから若干の私情や脚色があるとは思うが、戦争に反対し続けたにも関わらず、戦犯として厳しい追求が続いた東京裁判では終始無言を通した広田の覚悟と姿勢には同情を禁じ得なかった。
広田と家族との死刑直前のやり取りは、読んでて胸にこみ上げるものがあった。
城山三郎の力強い文体にも説得力がある。
「東京裁判」を観たくなってきた。
それにしても、この小説だけで数十人もの首相が出てきて、日本の首相は昔からコロコロ変わるんだなぁと改めて思った。

今日一番聴いた曲:Twilight of the Gods/HELLOWEEN