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四季折々に庭に咲く草花やバラ、クレマチス、山野草などを紹介しています。

初めて見る月下美人

2019年09月04日 | 暮らしとガーデニング日記

横浜の友人から月下美人の葉を送ってもらって、その葉を2つの鉢に挿したのは、3年まえのことです。

その2つの鉢の月下美人が今年初めて花芽をつけたんです。

昨年のことですが、友人から「同時期に差し上げた盛岡の方は、花が咲いたんだけど、Kちゃんのところでも咲いた頃じゃない?」と電話をもらいました。

その年は残念なことに、花芽は尽きませんでした。

「月下美人はあまり大事に育てちゃダメなのよ。外でガンガン陽をあて、葉ががっしりしないと花をつけないから」と助言を頂き、今年は春から外に出しっぱなしにしておりました。

すると、蕾をつけたんです。

さっそく友人に知らせたら、私以上に喜んでくれました。

花芽がついてから蕾になるまでも、1月以上かかったんじゃないかと思います。

点のような花芽がだんだん大きくなって、蕾らしくなるとしなだれてきます。

なんかグロテスクな感じなんですよ。

花が咲く前に落ちちゃうんじゃないかと思ったこともありました。

花首がだんだん太くなると、その心配もいつしか消滅していきました。

初めて育てた月下美人は、花が咲くまで全ての経過が初めて目にすることです。

ただただ、月下美人の花はどんな花を咲かせるんだろうと、期待感で毎日ワクワクして過ごしていました。

友人に上の画像を送ったら

「これからだんだん花首を持ち上げてくるのよ」

「花が咲くまでは、1週間くらいかかるかなぁ~」

と言うので、少し油断しておりました。

月下美人が最初に咲いた8月14日は当地の花火大会でした。

娘達夫婦と家の前の駐車場で花火見物をして、終わって家に入ろうしたとき、月下美人が何と5分咲き位に花が開きかけています。

花火大会がなかったら、危うく見逃してしまうところでした。

2鉢ともに、同じ日の同じ時間に咲くんですね。

まるで双子ちゃんのようです。

2鉢を家の中に入れ、開花するまで1時間、きゃぁきゃぁしながら見ていました(笑)

初めて目にした月下美人の花は、圧倒されるくらい大きくて、たとえようのない美しさでした。

後でメジャーで測ってみたら直径が25cmもありました。

かつて、大輪のダリヤを育てたことがありましたが、月下美人の花の大きさはそれ以上でした。

感動して、素敵!素敵!と一人大はしゃぎした私でした。

夫は静かに「綺麗だな・・・」

そしてね、月下美人の雌蕊がまた、美しいのです。

月下美人を育てていて、何度も花を見ていらっしゃる方は、ごく当たり前のことのようにご覧になるかもしれませんが、何せ初めて花を見た私の感動は半端じゃなかったです。

「見てみて、お父さん、もう1個花が咲いているみたいでしょう。」と

雌蕊の形が花に見えるんです。

その日、友人に月下美人が咲いたことを電話で報告し、2時間くらい盛り上がっていました。

「むせ返るような香りもするでしょう」と友人に言いいます。

改めて鼻をクンクンさせる私。

香りはするけれど、友人が言うほどではない。

「初めて咲く時って、香り成分が未熟なのかしら?それほどでもないよ」

「美しく咲いた花だけでもう十分よ」

翌朝、起きて月下美人を見ると、もう花はしぼんでしまいました。

一夜限りの花の舞、最高の美しい姿を見せて頂きました。

今現在も、蕾がだいぶ大きくなってきました。

もしかした、明日あたり咲くかもしれません。

咲けば3度目の開花になります。

月下美人の開花は、この夏の一番の嬉しい出来事でした。

 

 

 

 

コメント (6)
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