皆さんは、玉アジサイというアジサイをご存知ですか?
こんな花を咲かせるんですよ。
アジサイの中では、特別美しい花でも、目立つ花でもないので、園芸店などにはめったに出回らないアジサイだと思います。
私は、母から5~6年以上前に挿し木してもらいました。
母はかつて地域の山野草会に入っていましたので、そこから入手したものだと思います。
とても地味ではあるのですが、名前の由来にもなっているように、蕾を包んでいる苞が玉のような形をしていて、装飾花も両性花も玉を割って咲いてきます。
コロンコロンした球形が何とも可愛らしいのです。
花に惹かれたというより、この蕾に惹かれたのです。
そして、この状態から苞を割って咲くまで、気長に待つという楽しみもあります。
ほら、割って花が咲いてきましたよ。
1輪の花が咲くまでも、時間差があるので、咲に咲いた装飾花が茶色になってしまうことも多々あります。
ベストショットと呼べるものはどれか、とても迷うところです。
私はすぐ上の画像位が好きですが、人によって様々じゃないかと思います。
こんなのがよいと思う人もいらっしゃるかもしれません。
これくらい咲き進んだ花姿をよしとする人もいるでしょう。
これが、「見ごろですよ」と判定するのが難しいですね。
そして、この↑の画像からもお分かりいただけると思いますが、ガサガサした葉が特徴的で、一般のアジサイのようにつやがありません。
かなり日光や乾燥に弱い植物だと思います。
それもそのはず、玉アジサイは日本固有種で、山間の谷間や沢沿いに自生しているそうなんです。
春芽吹いたばかりの頃は若草色して美しい葉をしていましたが、梅雨明け後、夏の強い陽射しと乾燥で、葉の老化が進みました。
葉を見ていると、まるで私みたい(笑)
もう少し考えて植えればよかったなぁと、今では思いますが・・・
今日は玉アジサイの他に岩唐草も載せました。
こぼれ種からも簡単に花を咲かせる岩唐草ですが、今年はこの鉢だけです。
どうしちゃったんでしょう。
岩唐草さんのご事情もおありでしょうが、来年はもう少しでよいから増えてくださいね。
更新が休み休みなので、応援してくださいと書くのがはばかれるのですが、それでもよかったら応援してください。(厚かましいかなぁ~・・・)