
カリオプテリスは、ダンギク(段菊)と他種の交配で出来た園芸種だけに
花は、ダンギク(段菊)の血を引き継ぎ、美しい淡い青紫色で、
写真で見るように、流れにただようイソギンチャクの触手の様でもある。
葉は、縁がのこぎり状に切れ込みがあり黄色の模様がはいる。
グリーンのコーディネイトの一品としておもしろい存在感がある。
カリオプテリスが属するクマツヅラ科は、あまりなじみがないが
クマツヅラ科の中には、紫式部、宿根バーベナ、ランタナ、レモンバーベナなどがあり
レモンバーベナは、薬効がありハーブの仲間にも入る。
以外なのは、家具などに使われる木材のチークもこの仲間だ。
植物の葉緑素を使ったDNA解析による科学的な植物分類が1990年代以降発展し
APG植物分類体系(Angiosperm Phylogeny Group)として整備されつつあるが、
クマツヅラ科の多くの植物は、シソ科にとらえなおされている。
ハーブの仲間にも入ってくるのでしょうか?

「カリオプテリス(Caryopteris)」
・クマツヅラ科カリオプテリス属の耐寒性がある多年草
・ダンギク(段菊)とモンゴリカ種との交配で出来た園芸種。
・流通名は、ハナシキブ。
・開花期は、9月~10月。淡い紫色の小花が団子状に集合して咲く。
・性質は強健で、夏場の水枯れだけに注意。乾きすぎと多肥を嫌う。
・草丈は30cm程度で、黄色の模様が入った黄緑色の葉が美しい。