
星のようなキラメキ・・・・というのであろうか
美しい青紫の花が、ベルのように釣鐘状になったり、
一筆書きの星のように平らに開いたり
咲き散らかっている。
冷涼なところが好きで、風通しが良い半日陰で
陽が当たると美しいブルーに、
陽がかげるとチョッと赤味が出てパープルに近づく。
今でもきな臭いバルカン半島原産であり、
乾燥した冷涼なところに自生する。
この花の美しさには、数多くの悲しい物語を秘めていそうだ。

カンパニュラ=セルビアン・ベルフラワー(Serbian bellflower)
・キキョウ科カンパニュラ属(和名ホタルブクロ属)で耐寒性がある多年草。
・学名はCampanula poscharskyana(カンパニュラ・ポシャルスキアーナ)。
・英名は Serbian bellflower(セルビアン・ベルフラワー)、Trailing bellflower、和名はホシキキョウ。
・原産地は北部バルカン半島(Croatia, Bosnia, Herzogovina)。
・草丈は10~15cmでほふく性があり横に広がる。
・開花期は5~10月と長期間咲く。花は、5枚の花弁が星のように広がる美しいブルー。
・雨に弱く、涼しい気候を好むので夏場は風通しが良い半日陰が適している。
・増やし方は、秋に株分けをする。
属名のカンパニュラはラテン語で“Campana=鐘”の意味であり、花の形から来ている。
ヨーロッパでは古くから栽培されている花で、夏の冷涼で乾燥した気候を好む特徴がある。
