サルビア・インディゴスパイヤーのことを、日本ではラベンダーセージと呼んでいる。
ラベンダーセージとは、良くぞ名付けたものだ。
黄金のキーワードを2つも持ち、これ以上わかりやすいものがない程よく出来ている。
流通名は本当にわかりやすく設定してある。
だが、こんなラベンダーはないので、ラベンダーに失礼だと思う。
また、正式名称と結びつきにくくなってしまうので修正をしておこう。
サルビア・インディゴ・スパイヤーは、
藍色の(インディゴ)花が、スパイラルのように天に向かって伸びている(スパイヤー)
そんな姿を現している。
発見者が名付けただけあって特徴を良くとらえている。
(写真)サルビア・インディゴ・スパイヤーの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/17/0b03822801fcc1de642eb4e3ca29b578.jpg)
昨年秋にさし芽で殖やした苗が生長し、草丈90㎝、花穂30と成長し
美しい青紫の花が咲いた。
写真から確認したら5月末に咲いており、晩秋まで咲き続ける長距離ランナーだ。
第一弾が咲き終わる7月頃に思い切った剪定をしてあげないと、
秋の花つきが悪くなるし、台風などの強い風にも弱い。
この花の唯一の欠点は、行儀が悪いことで、支柱と剪定で矯正をしてあげた方が良い。
誕生の歴史などが参考になるかも・・・・
(写真)インディゴ・スパイヤーの花穂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/6e/f74516771fb31d5da99f43e93ff6f40f.jpg)
インディゴ・スパイヤーは偶然に発見
サルビア・インディゴ・スパイヤーは、カルフォルニアにあるハンティングトン植物園で、
1970年代に偶然発見され、1979年には普通に栽培できるようになった。
発見者は、ハンティングトン植物園の園芸家マグレアー(John MacGregor)で
“ミツバチの好意でつくられた”ハイブリッド種であり
その花姿から、 “Indigo Spires(=藍色のせん塔)”と名付けた。
まさに、次から次と咲く花穂は30cm以上もあり、教会などの尖塔ににている。
ただ、直立ではなく無鉄砲なところがチョッと違うかな?
S.インディゴ・スパイヤーが発見された場所では、
“Salvia farinacea” と “Salvia longispicata”が咲いており、両方ともメキシコ原産のサルビアであるが、
この両種が交配して出来たのが“Salvia Indigo Spires”だといわれている。
インディゴ・スパイヤーの親元の履歴
それでは、親元を確認して見なければ・・・・・
“サルビア・ファリナケア”は、日本でもなじみの花でブルーサルビアとも呼ばれ、
初夏から晩秋まで紫色の花を咲かせるが、耐寒性がないため1年草扱いされる。
かつて栽培していたが、1年草は手間がかかるためいまは手を出していない。
もう一方の、 “サルビア・ロンギスピカタ”は、日本ではまだなじみがなく私も初めてだ。
この花は、1840年にメキシコの南西地域で発見され、
発見者はベルギーの植物学者ガレオッティ(Galeotti, Henri Guillaume 1814-1858)。
1835年から5年間メキシコの植物相調査を行っており、このときに発見したようだ。
なかなか良さそうな花と思うがどうだろう。
このように確認してみると、
草丈は短いが、花姿は S.ファリナケアから受け継ぎ、
サルビア・ロンギスピカタからは、無鉄砲に発育するところを受け継いだのであろうか?
ハイブリッド品種を作り出す交配に手を出すと、
面白いが、人生の短さをも味わうのだろう! きっと。
(写真)咲き始めの頃はひげが目立つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/1f/b642e8df7d6525254f9034a5e63b1698.jpg)
ラベンダーセージ(Lavender Sage)
・シソ科アキギリ属の半耐寒性の多年草。関東以西では戸外でも越冬できる。
・学名は、Salvia 'Indigo Spires' (S.farinacea x S.longispicata)(サルビア・インディゴスパイヤー)。
・英名は Indigo spires sage、園芸店では、ラベンダーセージ(Lavender Sage)で流通する。
・ブルーサルビア(Salvia farinacea)とサルビア・ロンギスピカタ(Salvia longispicata)との交配で作られた。といわれる
・草丈は、50~150cm。支柱を立て風対策をする。
・春先に剪定し草丈を低くして花を咲かせることが出来る。
・開花期は、6~10月と長期間咲く。咲き終わった花序はカットすると良い。
・さし芽で殖やす。10月頃に剪定をかねて切った枝をさし芽する。
ラベンダーセージとは、良くぞ名付けたものだ。
黄金のキーワードを2つも持ち、これ以上わかりやすいものがない程よく出来ている。
流通名は本当にわかりやすく設定してある。
だが、こんなラベンダーはないので、ラベンダーに失礼だと思う。
また、正式名称と結びつきにくくなってしまうので修正をしておこう。
サルビア・インディゴ・スパイヤーは、
藍色の(インディゴ)花が、スパイラルのように天に向かって伸びている(スパイヤー)
そんな姿を現している。
発見者が名付けただけあって特徴を良くとらえている。
(写真)サルビア・インディゴ・スパイヤーの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/17/0b03822801fcc1de642eb4e3ca29b578.jpg)
昨年秋にさし芽で殖やした苗が生長し、草丈90㎝、花穂30と成長し
美しい青紫の花が咲いた。
写真から確認したら5月末に咲いており、晩秋まで咲き続ける長距離ランナーだ。
第一弾が咲き終わる7月頃に思い切った剪定をしてあげないと、
秋の花つきが悪くなるし、台風などの強い風にも弱い。
この花の唯一の欠点は、行儀が悪いことで、支柱と剪定で矯正をしてあげた方が良い。
誕生の歴史などが参考になるかも・・・・
(写真)インディゴ・スパイヤーの花穂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/6e/f74516771fb31d5da99f43e93ff6f40f.jpg)
インディゴ・スパイヤーは偶然に発見
サルビア・インディゴ・スパイヤーは、カルフォルニアにあるハンティングトン植物園で、
1970年代に偶然発見され、1979年には普通に栽培できるようになった。
発見者は、ハンティングトン植物園の園芸家マグレアー(John MacGregor)で
“ミツバチの好意でつくられた”ハイブリッド種であり
その花姿から、 “Indigo Spires(=藍色のせん塔)”と名付けた。
まさに、次から次と咲く花穂は30cm以上もあり、教会などの尖塔ににている。
ただ、直立ではなく無鉄砲なところがチョッと違うかな?
S.インディゴ・スパイヤーが発見された場所では、
“Salvia farinacea” と “Salvia longispicata”が咲いており、両方ともメキシコ原産のサルビアであるが、
この両種が交配して出来たのが“Salvia Indigo Spires”だといわれている。
インディゴ・スパイヤーの親元の履歴
それでは、親元を確認して見なければ・・・・・
“サルビア・ファリナケア”は、日本でもなじみの花でブルーサルビアとも呼ばれ、
初夏から晩秋まで紫色の花を咲かせるが、耐寒性がないため1年草扱いされる。
かつて栽培していたが、1年草は手間がかかるためいまは手を出していない。
もう一方の、 “サルビア・ロンギスピカタ”は、日本ではまだなじみがなく私も初めてだ。
この花は、1840年にメキシコの南西地域で発見され、
発見者はベルギーの植物学者ガレオッティ(Galeotti, Henri Guillaume 1814-1858)。
1835年から5年間メキシコの植物相調査を行っており、このときに発見したようだ。
なかなか良さそうな花と思うがどうだろう。
このように確認してみると、
草丈は短いが、花姿は S.ファリナケアから受け継ぎ、
サルビア・ロンギスピカタからは、無鉄砲に発育するところを受け継いだのであろうか?
ハイブリッド品種を作り出す交配に手を出すと、
面白いが、人生の短さをも味わうのだろう! きっと。
(写真)咲き始めの頃はひげが目立つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/1f/b642e8df7d6525254f9034a5e63b1698.jpg)
ラベンダーセージ(Lavender Sage)
・シソ科アキギリ属の半耐寒性の多年草。関東以西では戸外でも越冬できる。
・学名は、Salvia 'Indigo Spires' (S.farinacea x S.longispicata)(サルビア・インディゴスパイヤー)。
・英名は Indigo spires sage、園芸店では、ラベンダーセージ(Lavender Sage)で流通する。
・ブルーサルビア(Salvia farinacea)とサルビア・ロンギスピカタ(Salvia longispicata)との交配で作られた。といわれる
・草丈は、50~150cm。支柱を立て風対策をする。
・春先に剪定し草丈を低くして花を咲かせることが出来る。
・開花期は、6~10月と長期間咲く。咲き終わった花序はカットすると良い。
・さし芽で殖やす。10月頃に剪定をかねて切った枝をさし芽する。