モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

もう一つのメキシカンブッシュセージ、‘ミッドナイト’の花

2008-10-02 07:57:26 | セージ&サルビア
(写真) 萼と同じ赤紫の花のメキシカンブッシュセージ


典型的なメキシカンブッシュセージの花は、 赤紫の萼(がく)から白い花が咲く。

しかしこれはちがう。
白ではなく萼(がく)と同じ色合いの赤紫の花が咲いた。

ということは品種が違うはずで、
登録されている新種10種を確認してみたが、
赤紫の花が咲くのは、 ‘ミッドナイト(Midnight)’か、 ‘サンタバーバラ(Santa Barbara)’のようだ。

‘サンタバーバラ’は‘ミッドナイト’の半分と身長が小柄なので
このメキシカンブッシュセージは‘ミッドナイト’(Mexican Bush Sage 'Midnight')のようだ。

学名が、サルビア・レウカンサ‘ミッドナイト’(Salvia leucantha 'Midnight')で
栽培者など確認できなかった。

メキシカンブッシュセージの仲間‘サンタバーバラ’の由来
一方の‘サンタバーバラ’(Mexican Bush Sage ‘Santa Barbara’)は、
カルフォルニアのサンタバーバラにある園芸家ブラウン(Kathiann Brown)の庭で
1999年に発見された。

草丈60~70㎝で株張りが100㎝のこんもりした緩やかな円錐形のブッシュを形成し、
“Dwarf Mexican Sage”とも呼ばれる。
‘Dwarf’は、矮小(わいしょう)体.・小人を意味し、小さな形態の特色をつかまえた名前だ。

サンタバーバラは
ローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”もサンタバーバラのデ・フォレスト夫妻の庭で発見されており
北アメリカのリビエラといわれるリゾート地でもあるが、園芸でもレベルが高いところのようだ。

このセージの‘サンタバーバラ’は、
背丈の手ごろなブッシュを作るので植え込みとして魅力ある素材だと思う。
関東近辺までは冬には霜害があるので刈り込まないとダメのようなので残念ながら難しい。
温暖なところでは良さそうだ。

(写真)メキシカンブッシュセージ‘ミッドナイト’立ち姿


メキシカンブッシュセージ‘ミッドナイト’(Mexican Bush Sage 'Midnight')
・シソ科アキギリ属の多年草。-5℃までの半耐寒性だが、霜が降りないところでは
 根元をマルチングすると戸外でもOK。
・学名は、サルビア・レウカンサ‘ミッドナイト’(Salvia leucantha 'Midnight')。
・種名はleucanthus(白い花の)からきているが、ミッドナイトは赤紫の花。
・英名は、メキシカンブッシュセージ(Mexican Bush Sage)。
・別名が紫水晶のような色合いからアメジストセージ(Amethyst sage)、花がビロード状の柔らかい毛で覆われているのでベルベットセージ(velvet sage)。
・原産地はメキシコ。
・開花期は9月から11月と秋の代表的なセージ。赤紫のビロードのような萼(がく)につつまれ赤紫の花が次々と咲く。
・草丈1~1.5mぐらい。8月までに2回ぐらい摘心で丈を詰めるとよい。
・花後は、株元で切り詰め腐葉土・ワラなどでマルチングし越冬させる。

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