浮きぼりになった検察組織の欠陥
昨日は、WBCで一日が終わりかけたが、夜半になって政治資金規正法違反の疑いで小沢さんの秘書が起訴され、豪腕小沢さんの記者会見があった。その目には、風邪気味なのだろうか年なのだろうか涙がたまっていた。
何故という思いがあるのだろうが、私にも何故という疑念がある。
政治家の不正蓄財を暴くのにこれまで検察は『一罰百戒』的にメスを入れてきた。これはよくやってきたのではないかと思う。
最近新たな問題になっているのは、『税金の無駄遣い』であり、日本の国の価値を高め住みやすい国づくりをするために、適正な使い方がされているかという国民の義務と権利の本質的な疑問である。
法に違反した悪は摘発した方がいい。しかも公平にすべきだ。
小沢さんだけで終わったとすると民主党の政権獲得を阻止する検察と官僚のこれまでの利権を維持したい阿吽の呼吸でのチームプレーといわれてもしょうがない。
聞くところによると、「政治家はどうしょうもない。我々(エリート)官僚が日本を動かそう!(治めようといっているに等しい)」という間違った認識を持ち、裏に隠れて何でもやれる官僚の特権を最大に活用する優れたパワー官僚が結構いるという。
この優れた官僚は、優れているがゆえにリスキーな政治家に転出しないで、税金をむさぼって責任を問われたことがない官の世界を渡り歩くという。
そろそろ、ここにメスを入れて欲しい。
こんな時期になったと思うが、メスを入れる時期が遠ざかりそうだ。最大で5年先となりかねない。
官僚の人事権を握るトップがどうも官僚出身の官房副長官となるようだ。
この官房副長官がオフレコの記者懇談会で、「政治資金規制法違反は自民党に及ばない」といったとかいわないの問題があったが、こんなことが問題になること自体“今の体制を守る”意図が透けて見える。
いまの体制を守って得をするのは誰だ!!
沖縄返還のときの日米密約説をすっぱ抜いた毎日新聞の記者の正しさは数十年後に米国の記録から証明された。この問題もいつか明らかになるのだろうが、いつかではなく今できる臭いものにはふたをせずに、開けてしまおう。
今回は、検察がおかしい。
警察・検察のトップは、民意を反映できる選挙で選ばれるなど仕組みを変えない限り、怪しげな組織になってしまいかねない。パワーエリート官僚の陰謀の巣ともなりかねない。
この疑いを払うには、裁判官同様に選ばれる仕組みがあったほうがいい。
権力を無力に出来る力がある検察に信任される制度がないこと自体おかしい。
だから、おかしなパワー官僚が権力と利権をむさぼる拠点に便利だと思い群がっている。と受け取られても致し方ない。
法律違反にメスを入れるという今回の説明だけでは納得できない。正義を振りかざした意図が感じられるがゆえにこの組織の未来に疑問を抱いてしまう。民主主義を維持するために自らの存在の正当性にもメスを入れる時期にあると思う。立法・司法・行政の三権だけでなく、実質的な四権に該当する検察・警察のトップは、民意の洗礼を受ける必要がある。
疑われても致し方ない検察。襟を正しましょう。
手をつけたので致し方ないから、『一罰百戒』ではなく、全ての政治家をまな板に上げましょう。政治資金規正法にひっかかる政治家はかなりいるのではないかと思うので。
さらに疑いを晴らすなら、我々が望んでいる官僚・行政の腐敗にメスを入れましょう。
こんなことが小沢さんの涙にあったのだろうか?
(ちがうだろうな~)
最後に、官房副長官に官僚のトップ人事権を持たせようとする動きがあるようだが、民意を反映しない今の官僚制度の最高の仕上げとなりそうだ。或いは、今回のシナリオを書き演出した論功行賞でいただくポストなのだろうか?
我々がチェックできなくなる今回の動きは最大の欠陥なのだが、この動きに注目しておいて欲しい。
官僚のトップは、選挙で洗礼を受けた政権与党の、民意が反映した政策実行の視点で選んで欲しい。
鬼の目に涙があったが、ローズマリー・ロゼウス(Rosemary Roseus)には、美しいピンクの雫があった。
(写真)ローズマリー・ロゼウス(Rosemary Roseus)の花
昨日は、WBCで一日が終わりかけたが、夜半になって政治資金規正法違反の疑いで小沢さんの秘書が起訴され、豪腕小沢さんの記者会見があった。その目には、風邪気味なのだろうか年なのだろうか涙がたまっていた。
何故という思いがあるのだろうが、私にも何故という疑念がある。
政治家の不正蓄財を暴くのにこれまで検察は『一罰百戒』的にメスを入れてきた。これはよくやってきたのではないかと思う。
最近新たな問題になっているのは、『税金の無駄遣い』であり、日本の国の価値を高め住みやすい国づくりをするために、適正な使い方がされているかという国民の義務と権利の本質的な疑問である。
法に違反した悪は摘発した方がいい。しかも公平にすべきだ。
小沢さんだけで終わったとすると民主党の政権獲得を阻止する検察と官僚のこれまでの利権を維持したい阿吽の呼吸でのチームプレーといわれてもしょうがない。
聞くところによると、「政治家はどうしょうもない。我々(エリート)官僚が日本を動かそう!(治めようといっているに等しい)」という間違った認識を持ち、裏に隠れて何でもやれる官僚の特権を最大に活用する優れたパワー官僚が結構いるという。
この優れた官僚は、優れているがゆえにリスキーな政治家に転出しないで、税金をむさぼって責任を問われたことがない官の世界を渡り歩くという。
そろそろ、ここにメスを入れて欲しい。
こんな時期になったと思うが、メスを入れる時期が遠ざかりそうだ。最大で5年先となりかねない。
官僚の人事権を握るトップがどうも官僚出身の官房副長官となるようだ。
この官房副長官がオフレコの記者懇談会で、「政治資金規制法違反は自民党に及ばない」といったとかいわないの問題があったが、こんなことが問題になること自体“今の体制を守る”意図が透けて見える。
いまの体制を守って得をするのは誰だ!!
沖縄返還のときの日米密約説をすっぱ抜いた毎日新聞の記者の正しさは数十年後に米国の記録から証明された。この問題もいつか明らかになるのだろうが、いつかではなく今できる臭いものにはふたをせずに、開けてしまおう。
今回は、検察がおかしい。
警察・検察のトップは、民意を反映できる選挙で選ばれるなど仕組みを変えない限り、怪しげな組織になってしまいかねない。パワーエリート官僚の陰謀の巣ともなりかねない。
この疑いを払うには、裁判官同様に選ばれる仕組みがあったほうがいい。
権力を無力に出来る力がある検察に信任される制度がないこと自体おかしい。
だから、おかしなパワー官僚が権力と利権をむさぼる拠点に便利だと思い群がっている。と受け取られても致し方ない。
法律違反にメスを入れるという今回の説明だけでは納得できない。正義を振りかざした意図が感じられるがゆえにこの組織の未来に疑問を抱いてしまう。民主主義を維持するために自らの存在の正当性にもメスを入れる時期にあると思う。立法・司法・行政の三権だけでなく、実質的な四権に該当する検察・警察のトップは、民意の洗礼を受ける必要がある。
疑われても致し方ない検察。襟を正しましょう。
手をつけたので致し方ないから、『一罰百戒』ではなく、全ての政治家をまな板に上げましょう。政治資金規正法にひっかかる政治家はかなりいるのではないかと思うので。
さらに疑いを晴らすなら、我々が望んでいる官僚・行政の腐敗にメスを入れましょう。
こんなことが小沢さんの涙にあったのだろうか?
(ちがうだろうな~)
最後に、官房副長官に官僚のトップ人事権を持たせようとする動きがあるようだが、民意を反映しない今の官僚制度の最高の仕上げとなりそうだ。或いは、今回のシナリオを書き演出した論功行賞でいただくポストなのだろうか?
我々がチェックできなくなる今回の動きは最大の欠陥なのだが、この動きに注目しておいて欲しい。
官僚のトップは、選挙で洗礼を受けた政権与党の、民意が反映した政策実行の視点で選んで欲しい。
鬼の目に涙があったが、ローズマリー・ロゼウス(Rosemary Roseus)には、美しいピンクの雫があった。
(写真)ローズマリー・ロゼウス(Rosemary Roseus)の花