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震災が発生してほぼ一月半ほど経ったんだけど
何だか復興が進んでるようにはとても見えないよね。
震災の街は相変わらず瓦礫の山のままだし
避難した人はそのまま避難所暮らしだしさ。
仮設住宅だって凄い倍率で、いつになったら建つのかね？
避難してる人全てに行き渡らないなら、何の解決にもならないし
むしろ入居できる人と出来ない人で、格差が生じることにもなる。
入居できない人はさらに落ち込むだけだな。
瓦礫撤去が進まないのは、まず瓦礫を持っていく場所がないんだね。
あれだけの廃材を集積できる場所なんて、広大な敷地がないと難しい。
廃車になった車だけで何十万台もあるしね。
撤去しようにも手が付けられない状態。
それに加えて資金の問題がある。
あれだけの物を撤去するには、多分数百億単位の金が必要なはず。
それをどこが負担するのかはっきりしない。
被災した自治体に負担しろったって、そりゃあ無理な話。
じゃあ国が負担するのかといえば、財源確保の問題がある。
そもそも余裕がないところから、ひねり出さなきゃならない。
方法としては何かを止めるか、増税するかしかない。
まあいろいろ聞こえては来るけどね。
子供手当を止めるか？とか、期限付で消費税を上げるか？とかね。
でもそれって被災した人たちにも掛かってくるもので、僕はどうかと思う。
やっぱり下らない事業とか、必要のない天下り法人とかに流れてる金を
この際良い機会だからすっぱりと断ち切ればいい。
野心の強い女性議員のためのパフォーマンス的仕分けなんかやるより
ずーっと簡単で手っ取り早く廃止することが出来る。
だって大義名分は整ってるんだもの。
「震災復興のため」といえば、反対する議員なんて居るわけがない。
酷いのはね、原発事故で傾いた東電を、税金投入で救おうなんて案が出てること。
電気が社会生活に欠かせないインフラなのは分かるけど
東電は株式上場してる、れっきとした民間企業だからね。
安易に税金投入するのは、判然としないものがある。
もしそうなったら、被災者の税金だって当然その中には含まれる訳だし
経営陣がまったく責任を取っていない段階では、議論さえするべきじゃない。
瓦礫撤去や復興財源としてなら、それは還元されるということだから
僕も大いに賛成なんだけど、東電救済は納得いかないね。
そもそもあの福島第一原発というのは、当初から問題が多かったらしい。
使用されている原子炉も、悪評高い欠陥品だなんて話しもあるしね。
まあ施設設計自体欠陥だったわけだから
原発の安全神話は何だったのかと思うね。
まあ何にしろ菅政権の復興政策は遅々として進んでない。
会議ばかり乱立させてどうするんだ！って怒りの声もある。
確かに話し合いばかりしてたって、物事は進まない。
企業だってやたら会議ばかりの企業は、時代に取り残される。
それはレスポンスが悪くなるからね。
トップダウンというのは、強権的で独裁的な負の面もあるけど
正しい判断を下せるトップであれば、素早く行動できるという
メリットの方が大きい。
一代で大企業に押し上げたような人は、ほとんどこのタイプ。
代表的なのは本田宗一郎さんであり、松下幸之助さんだよね。
政治家で言えば吉田茂であり、田中角栄がそうだった。
まあ結果として脱線してしまったんだけどね。
ただ、リーダーとしては頼るべき資質を備えてたな。
そこで菅総理をみるとどうでしょう？
強い牽引力もないし、素早い判断力もない。
何をしてるのかさえほとんど伝わってこない。
漏れ聞こえてくるのは、不正献金を得ていたとか
「原発周辺は何十年も住めないだろうな」と言ったとか言わなかったとか
そんな下らないことばかり。
挙げ句に民主党内に退陣論が噴出してるなんてことも聞こえてくる。
これはね、今は体制を変えない方がいいと書いた僕でさえ
かなりの危機感を抱かざるを得ない。
ここで強いリーダーが出てこないと、本当にこのまま復興は進まないよね。
じゃあ誰？って言われると・・・・・さあ、誰でしょ？
どこかに必ず人材は眠ってるはずなんだけどな。
それが誰なのか、まだ誰も知らない。
本人さえ知らないのかも。
こういうときは自然と現れるはずなんだけどね。
まあ安易に救世主論を唱えるのは抵抗があるけど
救世主が望まれているのは事実だね。
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