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『家政婦のミタ』観てますか？
いやあ、面白いよねぇ!!
ここ最近にないくらい面白いね。
僕も第１話から引き込まれてしまった。
最初はね、『家政婦は見た』のパロディーかと思ったんだな。
つまりコメディードラマだと思ってた。
前宣伝の段階ではね。
これが蓋を開けたらまるっきりのオリジナルで、かなり驚いた。
出演者のキャラクターもそれぞれ魅力的なんだけど
どうして面白いのか考えてみると
このドラマにはいろんな要素が盛り込まれてるんだな。
だから多くの視聴者に支持されたんだね。
日本人が昔から好きなホームドラマをベースにして
サスペンス要素もあり、ミステリー要素もあり
更にはホラー的な要素まで盛り込まれてる。
更に更にコメディの要素まである。
もっと言えば、父親が不倫の末に母親が自殺してしまうという
女性が大好きな、昼ドラ的ドロドロ要素もトッピングされている。
またあの隣の腹立つババアが、いいアクセントにもなってるね。
ああいうキャラクターは、視聴者に共通した感情を持たせやすい。
あんなにいろんな要素を盛り込みながら、しっかり纏まってるのは
脚本家の力量が相当高い証拠だよね。
ここ数年漫画を原作としたものも多く見かけるけど
まったくのオリジナル・ストーリーで、ここまでいいドラマが出来る。
安易な原作頼りの風潮に、見事に問題提起して見せたな。
もちろん『ＪＩＮ－仁－』とか『Ｄｒコトー』とか
漫画原作でも、いいものはいいんだけど
もっと作家として脚本家の力量を信じるべきだろうね。
このドラマって多分、制作費もさほどじゃないはず。
一番掛かってるのは松嶋菜々子のギャラでしょ。
だってほとんど家の中で起こってる出来事なんだもの。
制作費なんて遣いようがない。
登場人物も少ないしね。
昨今ドラマも制作費が制限されてるらしいけど
これはまさに時代にピッタリ合ったドラマだと言える。
むしろ脚本家としては、力を求められる時代が来たって事だね。
逆に予算遣って失敗したのが『南極大陸』だろうね。
もっと南極越冬隊のことを描いて欲しかったんだけど
どうやらあれはタロとジロが主役らしい。
だからキムタクの熱演も、どこか滑稽に見えるんだな。
第一次南極越冬隊で最大のエピソードは、犬の事じゃないはずなんだな。
それはもう『南極物語』で健さんがやってるんだから
ここはもっと越冬隊のエピソードに絞って欲しかった。
まだまだ知らない苦労が山ほどあるはずなんだもの。
あれだけ豪華キャストで犬の話しにしてしまったのは、失敗だったな。
それはそれとして、『家政婦のミタ』もそろそろ終わってしまうけど
何だか名残惜しい気がする。
最近面白いドラマが少ないだけにね。
なにげに一番面白いのはＷＯＷＷＯＷだっりするんだけど。
あそこのドラマはかなり面白いね!!
地上波はとりあえずＣＭの入れ方を考えるべきだな。
ちょっと視聴者バカにし過ぎだよね。
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