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2012-01-23 13:43:32 | Weblog

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先日NHKに再結成された『ザ・タイガース』が出ていた。

まあ若い人にはまるっきり馴染みのないバンドだろうが

50代以上の人には感涙もののスーパスターだ。

とにかく当時の人気は失神者が出るほどだったのだから。


今回はオリジナルメンバーとはいえ、4人での再結成だ。

タイガースには一期と二期があり、それぞれ5人編成だった。

多分現在のタイガースに於いて、最も知名度があるのは岸部一徳(サリー)だろう。

沢田研二(ジュリー)でさえ30代前半以下の人には、ピンと来ないかもしれない。


岸部一徳というのは、既に大物俳優となったその人である。

現在TV等で頻繁に目にするのは彼だけだから

まあジュリーと言われて「誰?」と言われても、仕方がない。

現在ではかなりお太りになられてしまったし・・・・・


当時は僕でさえ小学生低学年だったのだから

世代としては僕辺りがぎりぎりの世代である。

時代としてはニューミュージックが出現する直前と言える。

まあフォーク全盛時代でもあった。


番組ではそれこそ感涙もののヒットナンバーを聴かせてくれたが

姿がどう変わろうと、音楽っていうのは変わらないものだね。

もう40年も前の曲なのに、古くさいという感じはなく

良い曲は年月が経っても変わらないと再認識させられた。


今回の再結成で特筆すべきは、ドラムスの瞳みのる(ピー)が帰ってきたことだ。

当時ボーカルのジュリーと人気を二分していたメンバーで

今でもそうだがドラムスが人気を集めるというのは、異例だった。

それほどファンには愛されたキャラクターだったのだ。


それほどの中心メンバーでありながら、後の再結成には一切参加しなかった。

それどころかデビュー前からの友人関係にありながら

タイガースのメンバーとは、一切の交流さえも絶ってしまったのだ。

どうやらケンカ別れしたのではなく、本人の決意の表れだったらしい。


同時に芸能界への失望感も重なったらしい。

まあ芸能界は今よりも何でも有りの時代だったから

かなり納得いかないことや、汚い部分も目にしたのだろう。

売らんとする事務所との、音楽的な方向性の違いも影響した。


彼はその後大学へ進み、教職に就くのだが(慶應高校の先生だ)

タイガース時代のことは語ろうとせず、友人としての交流も拒否し続けた。

そのピーがタイガースとして戻ってきたことは

ファンにとってはもとより、タイガースを知る世代には驚愕の出来事なのだ。


僕も「もし教職を退いた後には、あるかも知れない」と思っていたが

現実のことになるとは、正直驚きだった。

それほど彼は頑なにタイガースであったことを封印していたのだから。

もしかすると、そうしなければ未練が断ちきれないと考えたのかも知れない。


つまりタイガース時代を拒否しているように見えて

実は人一倍タイガースに対する想いは深かったのではないか?

何故なら、最もタイガースをデビューさせようと熱心だったのは

他ならぬピーだったのだから。


それは先日TVの中でドラムを叩いている姿を見て、僕は確信した。

実に楽しそうにドラムを叩いていたのである。

まるでそこへ戻って来られたことが、嬉しくて堪らないと言ってるように。

それにあれはどう見ても40年音楽を封印した演奏ではなかった。


まあオヤジがノスタルジアに浸っているように感じるだろうが

そのオヤジ達にとって、ピーが戻ってきたというのは

ビートルズにジョンやジョージが生き返って戻ってきたくらいのインパクトがある。

それほどあり得ないと思われたことなのだ。


再結成したとはいえ、その活動は長くないだろうが

出来うるならば可能な限り多く、メディアで姿を見せて欲しいものだ。

何より今またタイガースが存在してることが

僕を始めとするファンには、何より嬉しいことだろう。


やはり音楽というのは、時代を超えるものらしい。





















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