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ドラゴン・タトゥーの女。

2012-02-12 21:23:01 | Weblog

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今公開されているデヴィッド・フィンチャーの

『ドラゴン・タトゥーの女』って映画だけど

告知CMだけで、かなり興味をそそられるよね。

ああいうミステリーを撮らせたら、天下一品だからね。


この映画がスウェーデンの小説の映画化だというのは有名だけど

この映画自体初映画化ではなくて、リメイクなんだよね。

スウェーデンでは既に『Millennium』という三部作で映画化されている。

日本でも公開されたから、観た人もいるだろうけど。


その三部作の第一部がこの『ドラゴン・タトゥーの女』ってことね。

もちろんシリーズに共通したストーリーが芯になってるので

このデヴィッド・フィンチャー版も三部作になるはず。

そうじゃないと完結しないからね。


まあ原作者の構想では五部まであったらしいから

本当の意味ではストーリーが完結していないんだけど

原作者は四部の途中まで執筆したところで急逝してしまったので

もう読むことも映画化されることも難しい。


未完成稿は共同執筆者の女性が持ってるんだけど

なんか権利関係が複雑で、世に出せないらしい。

一応三部でヒロインの過去には決着が付いているから違和感は無い。

そこからどう展開するのか、興味はあるけど仕方ないね。


今回のリメイク版ももの凄く観たいんだけど

オリジナルのスウェーデン版が、かなり秀逸の出来なんだね。

僕も一部を観たとたんに二部・三部が観たくて仕方なかったもの。

それだけ原作のクオリティが高いって事なんだけど。


僕はまだ小説を読んでないんだけど

ストーリー知ってからでも読みたいと思わせるほど素晴らしい!!

もちろん映画とは違う部分もあるだろうから、それも楽しみだよね。

今回のリメイク版も、結末を知ってるのに観たくて仕方ないもの。


あれをデヴィッド・フィンチャーがどう味付けするのか、凄く興味がある。

告知CMを観た限りではかなり良さそうだから、ワクワクしてる。

何て言うかオリジナル版のエッジをシャープにした感じかな?

多分基本はオリジナルをそれほど崩してないはず。


オリジナルでヒロインを演じたノオミ・ラパスも相当良かったけど

今回のルーニー・マーラって女優もかなりイケてそうだね。

ストーリーは極上のサスペンス&ミステリーになってるんだけど

全体に流れるトーンがもの凄くいいんだね。


推測だけどデヴィッド・フィンチャー版は、もっと画像がシャープなはず。

スウェーデン版は、何て言うかマジックアワーがずっと続く感じ。

三谷幸喜の映画の話しじゃなくて、全体のトーンがね

昼から夜に替わるあの時間帯のトーンが続く感じ。


デヴィッド・フィンチャーって『セブン』に代表されるように

全体にカミソリをばら撒いたようなシャープな感じがあるでしょ?

なんか観てる方も息をするのを忘れてしまうような緊迫感というかね。

スウェーデン版はそれほど観る者に緊張を強いることはないな。


シーンごとの仕掛けに圧倒されると言うより

適度な緊張感を持ってストーリーを楽しめる感じ。

そういう意味で言うと、スウェーデン版は小説を読んでる印象に近い。

小説読むと頭にイメージが浮かぶでしょ?それを映像化した感じ。


今回リメイク版を観てからでも、オリジナルを観ると

また違った印象で、愉しめると思うな。

多分TSUTAYAにあるんじゃない?

まあリメイク版が完結してからの方がいいかも知れないけど。


一つだけ、勘のいい人は途中であることに気付くかも知れないけど

それが全てのストーリーにはなってないので、問題ないです。

ヒントを言うと、あまり前提に囚われない方が良いかな。

まあこれくらいにしておきます。


そうだ、デヴィッド・フィンチャー版を先に観た人は

スウェーデン版の主人公にちょっと戸惑うかも知れない。

ちょっとダニエル・クレイグは、カッコ良すぎる。

オリジナルはもっと記者のイメージに近い冴えない感じです。


それがジャーナリストという役柄にピッタリなんだけどね。

この映画は北欧の沈んだトーンが、またピッタリなんだな。

ミステリーにはふさわしい舞台だね。

間違いなく面白いので、是非どうぞ!!












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