ドイツも3日目。 ビュルツブルグから帰って来て、無事フランクフルトのホテルに泊まりました。
ホテルは昨年と同じインターシティーホテルで、DBのインターシティーと同じ様な感じのスカッとした内装の小さなホテルです。
駅のすぐ横にあって、旅行には便利。 このすぐ裏に市電が通っていて、朝、起きると軌道掃除車が走っていました。
ビュルツブルグに行って心配をかけた同室のSKさんと朝食。
今日はこれから、フランクフルトの模型店に行き、午後からはスイス、チューリッヒに移動なので皆に付いていなければならない。
市電乗り場、後ろはDBのフランクフルト中央駅(Hbf)
隣はS宮さん、この人は鉄道模型趣味誌に木造機関庫の製作を載せた人で、その素晴らしい作品は私の記憶に残っていてこのツアーのおかげで知り合いになれたんだと感激。
左の方は早稲田鉄道研究会のOBの重鎮のe藤さん、まあドイツの鉄道にも詳しい。
1994年のこの時点で、すでにLRTが走っていた。 日本は遅れること何十年というか、今でも外国から購入している様だが、LRTの時代が来ることを予告している写真だ。
市電に乗ってすぐに左にカーブしてしばらく走ると
旧市庁舎がある昔風のところに出た。 ここで降りる。
すぐそばに鉄道模型店があって
後ろの棚に模型の箱がたくさん積まれている。 ドイツでは基本的に完成品を買う、作るのはコアなマニアだけで、完成品を買ってレイアウトを作って家で走らせるのが普通のスタイルだ。 だから、カタログを見て型番を言って買うのが主流だ。
店員がたくさんいて愛想が良い。 だって、一挙にたくさん日本人が来てたくさん買ってくれたので、機嫌が良い。 通販もできるとチラシもくれた。
店の前、大きな紙袋には模型がつまっている。 ありゃ、モデルバーン横浜のN原さんも紙袋を持って、日本の自分の店に置いてない製品を見つけたのでしょう。 堀Kさんも、Y部さんも何か買っている。
私は何を買ったのか忘れたのですが、買わなかったかもしれない。
さて、帰りは歩いてフランクフルト中央駅に向かいます。 さほど遠くはない。
この向かいの道が歩行者専用道路で、両側に花屋やいろいろな店が並んでいます。 そこをぞろぞろ歩いてゆくと、周りの店が珍しくて気になる。 覗いたりしていたら、皆の姿が見えなくなった。 後を追いかけたのだけれど、見つからない。
ハグれてしまったのだ。
頑張って歩いているうちに
こんな建物がある場所に出た。 図書館だろうか、など考えている暇はない。 本当に迷子になったのだ。
此処は何処?? どうやったらHbfに行けるの? 焦る。
人に聞くが、ドイツ語はわからない。 英語もあやふやだし。
路地を曲がったりして、必死になってHbfを探す。午後の列車でチューリッヒにゆくので、絶対に乗り遅れることはできない。
その時、「あなたもこの模型店にゆくのですか?」 と日本語の声がした。 同じツアーの仲間だ。
すると、目の前の店の地下に鉄道模型店があってみんなそこに入っているとのこと。
店に入ると沢山のメンバーがいて、ホッとしたのでした。
教訓: このツアーでは模型店に入ると仲間に会える。 これはこの後もつづきました。
それで、今時、Googleアースでフランクフルトの地図を見られるのでどんな風にまちがったのか検証してみました。
フランクフルトです。 左にフランクフルト中央駅 Hbf があって、市電に乗って赤線のように行って、赤丸の模型店に行ったのでした。 この横には旧市長舎Römerがあるので、地図で探しやすい。
模型店から出て、その前の道を上の方向に向かって歩き出してすぐに迷子になった。 市電が曲がったのを覚えているので、基本的に左に曲がれば駅の方に行けるとは思っていた。 でも、フランクフルトの街って、これで見てもわかるように、道路は碁盤状ではない、曲がりくねっている。 そして、上の写真で見た図書館らしき建物は何処かと模型店からそう遠くない所を探しても見つからない。
そして見つけたのが
これだ、私の撮った写真と同じだ。この場所に違いない。 旧オペラ座と書いてある。
模型店を出た時には青い矢印の線。 でも、これはこの地図の上の方の赤丸、模型店からとても遠くにある。 ここまで歩いたんだ。 そして駅とは反対方向と思えるほど離れて行っている。
そして、なんとか駅の方向に向かって歩いて、仲間と合流できたのが模型店2と書いてあるところ。 どの道を歩いたのかはGoogleストリートで見てもわからない、思い出せないが、よくぞ駅の方に戻って来たのものだ。
いや〜 模型店から旧オペラ座の方向は道が曲がりくねっているし、ビルばかりで見通しはきかないし、大苦労しました。
無事ホテルに戻って、荷物を持ってチューリッヒ行きに乗り込みます。
そうそう、初めに寄った鉄道模型店、今Googleで見ると、建物は同じだが土産物屋? か何かに変わっている。 鉄道模型店はドイツでもどんどん減っているとのこと。 ゲーム機にシャアを奪われたのだ。
つづく
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