鉄道模型のある生活ブログ

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1987年 アメリカ RSNA その2 

2023年02月02日 | 海外旅行

シカゴに着いて最大の目的は北米放射線学会(RSNA)に、参加じゃなかった見学程度ですが、会場に行くことです。

会場はマコーミックプレイスと言って、パシフィコ横浜をさらに大きくしたような建物です。 ここで、学会が行われ口述発表やポスター発表などが行われています。 そして、世界中の放射線機器メーカーの機器展示もあります。

ポスター発表です。ライトボックスを使って後ろから光を当てているのでX線写真も展示できます。

この発表は乳がん関係の何かです。

 

これは私の知り合いの先生の発表で、胸部のレントゲン写真が展示されていますが、これらの画像から肺がんなどを自動検出する研究です。 今ではAIなどと言いますが、その先駆けをすでに1987年には行っていて、以前お世話になったシカゴ大学のD先生がその先端を切っていました。 そういえばD先生ですが、今はシカゴ大学の名誉教授になっておられますが、昨年国際的に大きな賞を受賞されています。 そのD先生はこの時会場内のテレビでフットボールの試合を見ていました。 アメリカではフットボールがすごい人気ですから。

シカゴの冬は物凄く寒いということで、私は発表はないのでスーツではなく分厚いダウンジャケットで行ったのですが、こういう会場の中では服装的に浮いてしまって、せめてブレザーを着てゆけばよかった。 並んでいるこの先生は年上だとばかり思っていたのですが、先日お会いした時に同じ歳と判明。  とても実力のある先生で、当然国立大学の教授をされるようになって、同じ歳でもえらい違いです。

 

会場の休憩室。 世界中から医師や研究者が集まっています。

口述発表は部屋が暗いので撮影していません。 当然英語での発表ですが、日本人の医師でビデオで発表している人がいました。 ビデオの音声はネーティブの人が英語で説明していたようで、発表した本人はまったく英語を喋っていません。 これでも、海外で発表したということになるんだな〜 と複雑な気持ちでした。 普通はスライドを見ながら口述(英語)で説明するのですが。

 

こちらは、機器展示場。 シーメンスやフィリップス、そして日本の東芝や日立なども展示していました。

この機械は、当時はフィルムでしたから暗室での現像でしたが、明るい部屋で現像から乾燥までできる装置です。 アメリカ製で日本ではまだこういう発想すらなくて、実はすでに私の施設に導入してあったのですが、富士フィルムやコニカなどフィルム会社の人が私の施設に何度か見学に来ていました。

 

さて、夜ともなると大きなメーカーがレセプションをします。 そこに行くと食べ物やお酒が用意してあって、昨晩ホテルで飲んだ連中もそこで、ただ飯を食べにゆきます。 シカゴで世話になったFさんも、その後日本に帰っていましたが今回も来ていて、この学会に毎年出ていたので詳しくて、案内役をしてくれました。

 

後ろにある食べ物もお酒もフリーだよ。 山口のこの方もこの数年前から京都に来られていて、この時まさか将来京都に来るとは思いもよりませんでした。

 

私が東芝のホステスさんとツーショットと思ったら、この人が出て来て僕も入れてと言うから仕方なしに3人でのショットになりました。 私はこの日しか出られませんでしたが、Fさん達は明日は他のメーカーに行こうとか作戦を練っていました。  ツアーで一緒だった人たちはどうしていたのか知りませんが、私は昔からの知り合いがたくさんいたので、こういう楽しい場所に行くことができました。

 

ホテルに帰ってエレベータを待っていたら、2mもあるような大男がたくさん来て同じエレベーターに乗りました。 狭いエレベーターの中で大きな真っ黒に近い人たちに囲まれて、ビビりまくりですが、後から聞くとこの人たちは、アメリカンフットボールの選手だそうで、ひょっとしたら有名な選手がいたのかもしれません。

 

そうそう、マコーミックプレイスで経験したのがトイレの扉です。 大きい鉄の扉で、重い。 思い切り押さなければ開かないほど重い。 便器の水を流すボタンも大きくて重い。 アメリカのダイナミックさだけれど、こういうものも現地でなければわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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