フィラデルフィア、独立記念館からの帰り。
Amtrakの駅に向かうので、駅行きのバスがあるだろうと、駅方向のバスに乗ると、運転手がこれは行かないから次のバスに乗れとの事。 そこで、次のバスに乗ったがなんとかいうバス停で降りて乗り換えろとのことで、そのバス停で降りました。
結構繁華街のある場所ですが、何処かさっぱりわかりません。 すると、一緒に乗っていた黒人の若者が私が降りてくるのを待っていて、駅にゆく方法を教えるからついてこいとの事。 一瞬、危険かもしれないと思ったのですが付いて行くと、地下に降りてゆきました。 これも怖い、でも日本にもあるような地下街で店がたくさんあります。
人もたくさんいますが、その若者は店先にあったお菓子を取って食べ始めました。 店員が怒っています。 すると若者は「この日本人にあげるんだ」とか言いながら私にも一個渡して先に進み、私はやばい奴について来たどうなることやらとドキドキものでしたが度胸を決めるしかない。
やがて、地下鉄の乗り場に着き、これで駅に行ける、じゃあ、バイバイと行ってしまいました。 悪い奴じゃあなかったようですが、かなり緊張しました。
フィラデルフィアの地下鉄路線は知りません。 切符を買ってホームに行くと行き先表示でどうも、Amtrakの駅、ユニオン駅に行くには何処かで乗り換えなければならないようです。 これは無理。 うっかり間違えて郊外の方にでも行ったら、帰りの列車の時間に間に合わないどころか、ホテルに帰れずに、フィラデルファイのどこかで野垂れ死するかもしれません。 焦りました、どうしようか?
で、地下鉄を諦めて外に出てタクシーでユニオン駅にゆきました。 初めからタクシーにすればよかったのですが、日本と同じように大きな駅はバスのターミナルになっていて、たくさんバスが行っていると思ったのが間違いです。 ちなみに、アメリカの地図には鉄道路線は載っていないので、駅が何処かわからないのです。
さて、これで、予定の列車に乗ってウェルミントンに帰れると思ったのですが、今度は列車が遅れているようで、上り下りともダイヤがぐちゃぐちゃ。 自分の乗る列車がいつ来るのか、ホームは何処かもわからない。 駅は人で混雑しているので、もう訳がわからない。 駅の放送はほとんど聞き取れない。 一対一で話しすればこちらの英語力に合わせて単語で喋ってくれるのでなんとかなるのですが、アメリカ人相手の放送では全く聞き取れません。
海外に行って日本に帰ると、日本の駅の英語放送がカタカナに聞こえます。 かなり上手な人が喋っているのでしょうが、下手だなーと感じてしまいます。 それぐらい海外の英語、特にアメリカは流暢というより戦国時代の文を読んでいるような、まったく崩れているというか、もう、わからないよ。
まあ、それでもなんとかしたのでしょう、無事ウェルミントンに戻りホテルに着きました。
ワシントンに行った人たちと一緒に夕食に行くはずなのですが、一向に帰ってこない。 ひょっとしたら、ホテルに寄らずに夕食に行ったのかもしれない。 なにせ、スマホなどない時代ですから、何も連絡がない。 仕方なしに一人で食事に出かけようと思い始めたら帰って来ました。 道路が渋滞していたようで遅くなったとの事。
夕食はカニ料理です。
この店 ウェルミントンの店ですが、ひょっしたらチェーン店で他の州にもあるかもしれません。
お盆の上に蟹が山盛りにあります。
これを自分のお盆の上に取ってバリバリ食べるのです。
何匹でも好きなだけ食べる。 これが美味しいのです。 スパイスが良いのか、もう表現できないぐらい美味い。
カニとビールだけですが、皆んなバリバリ、もう最高!
この部屋の壁には落書きというか来た人たちのサインがあります。
私も壁に、サインをして来ました。 もし行く人があったらサインを探してくださいね。 まあ、店が残って、壁が残っていたらですけれどね。
つづく
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