メルクリンショップ、HRSに行きました。
京阪電車で樟葉で下車。 今回はHRS初めてのMさんと行ったので駅で合流。 おでんを食べて、枚方市駅前行きのバスに乗って招堤口で下車、すぐ目の前がHRSです。
店のショーウインドウにはHOサイズの小さなレイアウトが飾ってあります。 直径60cmぐらいでしょうか。 このサイズでHOができるんだと感心します。
中に入ると、HNモジュール仲間の「まいど」さんがいました。 今日ゆくことを言っていたので、来てくれたようです。
店長がコーヒーを淹れてくれたので話をしていると、3人連れの客が入って来ました。 常連らしく、買い物に来たのではなくて、ここで話し合いの会合を開いているようで、なにやらプリント基板を出して話をしています。 そのうちに、一人が我々に、ベルギーワッフルを持って来てご馳走してくれました。
コーヒーを飲んでワッフルを食べて、まるで喫茶店です。 この店は元々レストランだった建物なので、こういうことがしやすい構造になっています。
もちろん目の前にはメルクリンの車両が走り回っています。
やがて店長が来て、このレイアウトは毎日開店から閉店まで走らせていて、8編成ぐらいが同時に信号に合わせて駅で止まったり、発車したりしていますとの事。
制御はこのCS3コントローラー1台で、たくさんの列車やポイント、信号などの変換を行っているのです、ということを説明し始めました。 プログラムは簡単で、シーケンス制御ではあるのでしょうが、コンピュータでプログラムを組むというよりはブロックを積み上げるというんでしょうか、やりたいことを繋げてゆけば自動走行ができます。
私もこのコントローラーを持っていますが、やれることがものすごく多くて、こんな機能もあったのかということすら覚えきれていない。 私はこのコントローラーを2線式のレイアウトで使っているので線路にセンサーがないのでプログラムは考えていなかったけれど、最近、走行を記録する機能を覚えて、天賞堂のカンタムのD51を走らせて、発車から汽笛、加速、走行から停止を記録して、再生すると、手放しでの自動運転で記録した通りに走る。 センサーも何もないカトーのユニトラックの上で、天賞堂のD51が自動で走る。 これはびっくりと思っていたので、メルクリンの線路を使えばなお一層面白い運転を覚えさせて、コーヒーを飲みながら見ていられるのにと思ったのでした。
この扇形機関庫にある機関車のデータも全て、このCS3一台に入っています。 ですから、いつでも走らせられるのです。
以前から鉄道模型のコントローラーにはもっとお金をかけるべきだと思っていました。 このCS3は高価ですが、一台あれば良い。 機関車を何台も買うよりもずっと安いし長く使えるので、思い切って購入したのが数年前。 普通には使いこなしているつもりですが、とてもじゃないけれど、ここに入っている機能は使いこなせていません。
横に一番ゲージの103が置いてありました。 大きいしダイキャストなので重量感は抜群。 「まいど」さんが、この運転室のドアは開くんだよと、ドアを押すと内開きに開きました。 いままで何度も見ていたけれど知らなかった。
そのうちに、客が来て、メルクリンの初心者セットを探していました。 この写真に写っているのは子供用の初心者セットで、車両数台と線路がついて8800円ほどですが、子供向きに安全を考えて線路がプラスティックなのでメルクリンの初心者セットとは違います。(車両は普通のメルクリンの線路、いや、ユニトラックの上でも走らせることができます。)
まともな? 初心者セットには機関車と貨車などと、エンドレスの線路、それにディジタルコントローラーがついて2万5千円ぐらいからだろうか。 そこから少しずつ値段が上がって、線路もポイントがついたり、機関車もサウンドがついたりしてゆきます。 店主が値段に応じて中身はグレードアップしてゆきますが、どれを選ぶかは、どうやって遊ぶか次第です、とか説明していました。 その方がどれを買ったかは見ていませんが、箱を二つ持っていたようなので、さらに車両セットでも買ったのかもしれません。
Mさんと店の中を見て、ショーケースに外国型の車両ばかり並んでいるので、今まで日本物の模型店しか見たことがないのに戸惑っていましたが、私なんぞ何度も何度も、この店やモデルバーン、エルマートレイン、メディアルアート、ほか外国型の模型店に入り浸りなので、むしろ外国型には何の違和感もないどころか、カラフルで色々な形がある外国型の方が好きなぐらいです。
さらに走行性能の良さ、というか走らせるために作っている模型なので、走らせることを考えると絶対にヨーロッパ製と思ってしまうのです。 スムーズに走って壊れない、いや壊れにくい。 修理パーツも完備している。
と言うことで
以前来た時に写したZゲージの棚です。 店にゆく前にこの写真を見て、見当をつけていた車両、右端の方にありますが。青グレーの蒸気機関車を買いました。
これです。 メルクリンのZゲージは高価です。 でもHOよりは少し安く設定してありますが、体積比から言うとバカ高い。 でも小さいからこそいいんです。 「まいど」さんにNとどっちが良いと聞くと、即、Zの方が良いとの返事が来ました。 実は私もそう思っています。 中途半端に小さいNよりも、小さいなら思い切ってZの方が良いと。 それもメルクリンだから良いので,高価ということは所有欲を満たして大事にするということでもあります。 まあ、高いので滅多に買いませんが、Zを買ったのは15年ぶりぐらいです。
そして、早速、我がノイシュヴァン鉄道に登場。 とてもスムーズに走ります。 急カーブですが、なんのその。とても似合うと思いませんか?
さて、
お店にあった、メルクリンHOのこの機関車。 ドラフトに合わせて、煙を吹き上げます。 走らせてくれました。
この大型機関車は私のメルクリンのレイアウトで大きすぎるので、すごいと思っただけでしたが、後から考えると
直線1mだけでも良い。 食卓の上にでも乗せて、ドラフト音を響かせてゆっくり走らせるだけで、煙突から煙を噴き出して走る様を楽しめる。
音が出て煙も出て、スローでスムーズに走るのは目の前の1m、いやそれ以下の長さでも良いので、ワインを飲みながら遊べる。 こういうのが大人の趣味ではなかろうかと思ったのでした。
Mさん、初めてのメルクリンの店はいかがだったでしょうか? 模型に対する考え方が、少し変わったかもしれませんね。
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