ヨーロッパ放射線学会の会場に着いて
早速、ポスターを指定場所の貼ります。
ポスター貼りが終わりました。 KK君は指定時間にこの前に立って、質問を受けるのですが、取り巻き誰でも一緒に質問を受ければ良いので、口述発表と比べて楽です、 緊張はありません。
こちらは医師の展示です。 女性のTO先生の発表になりますが、この方は助教授です。 左の若い医師も別の演題で同じように展示発表をします。 大学病院の医師は、学会発表や論文を書くのも仕事ですから、必ず一年のうちにはどこかで何かしなければなりません。 診療だけが仕事ではないのです。 我々技師は、そんな義務はないので、気が向いたら発表するというところでしょうか。 でもね、よその病院の技師に負けたくない、まあ、野球の練習だけでは面白くない、たまには試合をしなければ面白くないという感じでしょうか。
発表などというと、難しい気がしますが、実際には指定時間だけそこに立っているのですが、そこに知り合いの人が来てだべっているというのが実情です。 これは名古屋大学の教授が来たので駄弁っています。 この方とは泊まりがけの勉強会で何度も夜中まで飲んでアホなことを言っていた(それでも学術関係の話です)ので気が楽です。
ポスター発表自体はこんな感じですが、演題を受け付けてもらえるかの審査を通るのが難しんです。
そして、会場でも、少しでも質問があった方が嬉しい。 何もないと興味を持たれていないのでがっかりなんです。
後ろの女性が我々の展示を見てくれている。嬉しいな。
メイン会場では口述発表が行われますが、これは開会式。 後ろのスクリーンに映っているのが次回の大会長、日本人のIS先生です。 そして後ろの団体はウイーン少年合唱団です。 日本人が次回の大会長なので、「さくらさくら」を歌ってくれました。 これを聴きに開会式に行ったのです。
口述発表です。 聞いていてもまったくわかりませんが、スライドを見たら我々と同じように放射線画像機器の話のようです。
会場内にはコンピュータを使った展示も行われていて、これは3Dでの人体の表示です。 2001年にはCTやMRI画像からこのような3D画像を作ることができていたんです。
指定時間以外はポスターの前にいる必要は無い。 3日間の学会で1日だけ指定時間があるので他はフリーなのです。 その間、他の人の発表を聞いたり、ポスターやサイバー発表などを見て回るのですが、ほとんどはこうやって休憩しているのです。
隣の建物では放射線機器メーカーが機器の展示を行なっています。 RSNAや日本の放射線学会の時の展示よりも規模は小さいようでしたが、アグファ、フィリップス、シーメンスなど馴染みのメーカーが参加しています。
私の科のY教授も来て、いっしょにフィリップスの機器の説明を聞いています。
教授の奢りで、ウイーンタワーの上にあるレストランに行きました。 左が教授で女性が助教授です。 教授の前では多少緊張します。 怖い先生で有名でしたが、私は何かにつけとてもお世話になりました。
実はこの一つ上の階にもっと上等なレストランがあるのですが、予約制とのことで教授の権限をだしても断られました。
ウインナーシュニッチェルだったろうか。 ウイーン名物です。 ワインと共に緊張しながら優雅な食事を。
上からの眺めです。 学会場やIAEAのビルが見えます。
ドナウ川です。 新と旧の2本が良くわかります。 向こうに見えるのがウイーンの中心街。 少し右に見える尖塔がシュテハン寺院だろうか?
3日間学会には出ていますが、これで学会報告は終わり、次回はウイーンの町や模型店など
つづく