家を出て、JR奈良線で京都駅に
奈良線もこの辺りは複線化したので便利になったようだ。 来たのは快速で止まらない。
乗ったのはこれで、あまり形が好きではない車両だが、座れたのでよしとしよう。
京都駅から静岡までは新幹線。
早く着きすぎたので、待合室に行く。 ほぼ満席で空いていた椅子に座ったら、隣がギターを持った50代ぐらいの人。 ギターケースもしっかりしたものなので、絶対にクラシックギターだ。 ギターを趣味としている私としてはこの人のことが気になる。 だって、新幹線でギターを持ってゆくということは、どこかで演奏するということだろうから、かなりの腕の人のはずだ。 ちらっと横顔を見たが見覚えのあるギタリストではなかった。 声をかけたいが電子小説を一所懸命に読んでいるので、声をかけなかった。 そして、列車に乗るとこの人が同じ列車で私の後ろの席、でも声はかけなかった。 きっとかなりのギタリストだと思うんだけれど。
閑話休題
さて、静岡まではひかりだ。 車内販売がない。 のぞみも車内販売がないので放送で乗る前に必要な方は買っておいて下さいと言っている。
私は、新幹線では必ずコーヒーを買っていたので、乗る前に買うことにした。 時々コンコースのスタバで買うけれど、ホームの店で買う方がコーヒーを持っている時間が短くて冷めないだろう。
ところが、車内販売がないので、店はたくさんの人の行列。 サンドイッチなどもあるし、飲み物とサンドイッチを数人分買ったりしている人もいるので行列が進まない。 電車の時間が迫ってくるので、気が気ではない。
そして、大きなスーツケースを持った人も、飲み物や食料を買うので、荷物が持ちきれなくて大苦戦している。新幹線の入り口や通路も狭いので、買ったカップコーヒーなどこぼしそうで動きが遅くて、やっぱ、車内販売がないと色々な弊害がある。
と友人に言うと、人手がないので仕方がないとか。 でもね、人口が大幅に減った訳ではなし、人は一体どこに行ったんだろう。
都会に連立する高層ビルに入っているオフィース、そう言うところでパソコンを前にして座り仕事をやっているんだろう。 現場の仕事をする人が減っているんだろう、バスの運転士しかり、運転士不足でバスの運行が止まっている。
でも、やはり列車旅では、食堂車ぐらい欲しい、いや、ビッフェでも良い。 旅を楽しみたい。
ヨーロッパの列車にはこう言うものがあるが、なぜ日本は無くなったんだろう。
観光列車では食事付きがあるが、定期列車にはない。
こういう特別列車では食事をしながら旅ができるけれど、
日本でもこういう旅をしてみたーい。 ドイツだよー
この頃の新幹線には食堂車があったんだけれど。
今の新幹線には食堂はもちろん、車内販売もない。 静岡駅です。
でも、今の若者は電車に乗るとすぐにカーテンを閉めてスマホを見る。 外を見ながら食事をしながら旅をすると言う優雅さは無いんです。
だから、食堂車やビッフェが必要ないんでしょう。 今後、リニアができたら、列車は単に人を運ぶだけ。 駅から駅の線ではなくて、初めと終わりの点だけ。 目的地に着くまでの旅の面白さは消えてなくなり、走る缶詰の中でスマホを見ているだけの世界になるんでしょうね。
海外で食堂車などがあるのは飛行機に対抗して、旅を楽しくするためだそうです。 時間がかかっても旅の楽しみを作る。 それが旅行なのですが、日本では飛行機に対抗して速度だけで競争する。 旅の楽しみなど知ったことではない。
これは車両の設計にもあわられていて、できるだけたくさん人を運ぶように設計されていて、大きなスーツケースを置く場所が確保されていない。 いや、予約すれば置く場所はあると言いますが、それが狭いし、予約など論外だ。 各車両の椅子をいくつか取り払って荷物置きにすべし。
と勝手なことを書いていますが、旅を楽しむと言うのは昔の人間の考えることなんでしょうかね?
まあ、速くて快適ということはありますが、それが数十分遅くても人間の生活、すなわち景色を楽しむ、食べる、飲むなどの快適さも欲しいのでありまする。
フランス、TGV 特別列車ではありません。 普通に運行している列車です。
そうそう、新幹線で車内販売がないので、乗る前に買う時には時間がかかるかもしれないので余裕を持って買いに行ってくださいね。
静岡 おわり