6月の頭ごろですが、舞妓さんの撮影会がありました。
京都、八坂の円山公園です。
円山公園を越して坂を登ってゆくと滝があります。 ここを越して
左阿彌という料亭があります。 ここで舞妓さんの撮影会です。
舞妓さんの挨拶です。 左に立っている女性が写真の先生。 この方の指導で撮影します。
料亭ですので料理が出ます。 まずは食事をしてから撮影会になります。
京都の一流の料亭ですから、それはそれは高価な食事でしょう。 とても自分では食べに来られませんが、舞妓さんへの花代も含まれた撮影会費としては、結構安かったです。
食事の間、舞妓さんがそばにきてお酌をしてくれたり、いろいろな話をしたりします。 実はこの方は以前にも撮影したことがあるので顔馴染み? というほどではありませんが、気楽に喋れる。 舞妓さんになって4年経ったので、あと4日で舞妓を卒業して芸妓になるそうです。 舞妓さんとしてはベテランなのです
どれほどそばに来るかといえば、真横でしゃがんでいるので、髪型を撮ろうとしても、とても頭が入りきりません。
この髪は自髪です。 芸妓になるとカツラだそうですが、舞妓は自髪。 だから、一度髪を結うと、一週間はそのままで寝ている時もこのままだそうです。
髪飾りは季節に合わせて自分で作ったり購入したりしているそうで、鶴に松になんだったかな?
で、やっぱりこういう写真が欲しいので、向かいにいる人に頼んでシャッターを切ってもらいました。
食事が終わると撮影会。
舞妓さんは一旦部屋の外に出て、再び入ってきた時にはプロの顔になっています。
4年目のベテラン舞妓なので、黒い衣装で渋いだけでなく、踊りもそれなりの格調のある踊りです。 数年前に踊った時には「月は朧に東山〜 」と素人受けの曲でしたが、今回は違う。
カメラマンは交代で前に行ったり場所を譲り合って撮影します。
踊った後は、見せ所のポーズでじっとしてくれて、動きのボケがない様に気を遣ってくれます。
撮影しているのは20人弱ですが、中にはすごいカメラを持っている人がいる。 ほとんどプロに近い人も。 東京から来ている人や海外からの人もいました。
後ろの3本線は意味があるそうです。 2本よりも3本がベテランだったかな? 自分で描くそうですが難しそうです。
はーい、シルエットを撮りましょう、と照明を消しての撮影です。
こういう時には後ろの桟と重ならない様に、場所取りが難しい。
茶室で撮ったり、入り口で撮ったり色々場所を変えます。
こういう時にはポックリを履いてくれます。
少し山奥の神社で撮影。 円山公園側に来ると観光客に囲まれるので山奥方向に移動です。
こうやって、たくさん撮影して、カメラ店に戻ってそこで、自分の最高を2枚づつ選べと言われて、写真の評価が始まります。
大きなモニターに映して、皆さん素晴らしい写真ばかりだ。
これは私の作品。 2画面写っているのは、先生が片方の画面でトリミングや色調を変えたりして、こうやったらもっと良くなるかもしれませんとか指導しているのです。
この評価では「舞妓さんに声をかけてカメラ目線にしてもらったのですか?」と先生が聞かれたので、「たまたまこちらに目線をくれたのでシャッターを切りました」 とか、答えたりして。 「手前の木の葉が良いですね」「そのつもりで撮ったんです」とか。
こうやって20名近い人の写真を見て、撮影会は終わり。 それはそれは、びっくりするほど素晴らしい写真を撮った人もいました。
祇園、甲部の舞妓さんですが、もう舞妓さんを卒業しているはずです。
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