先日の台風10号のどさくさでの雨の日です。 出かける用事のついでにカメラを持って近所を写しました。
レンズはヘリヤーの75mmの単焦点一本だけです。 軽い望遠レンズです。 カメラはM11、マニュアルフォーカス専用機です。
目的もなく写真を撮るとすぐに花に目がゆきます。 ちょっとピンボケ。 マニュアルフォーカスは難しい。 だから面白いのですけれど。
木の橋が雨に濡れています。
ここは寺田屋の前あたりで、少し観光用に木の灯籠が置いてあります。
その向かいには、坂本龍馬とおりょうさんの像があります。 天気の日は埃っぽく汚れているのですが、雨の日はしっとりしている。
この辺りが、船着き場で、寺田屋などの宿が並んでいたあたり。 すぎ右に寺田屋がありますが、面倒なので撮影しない。
この道は、今は龍馬通りとか言っていますが、以前は南納屋町とか塩屋町とか言われていました。 龍馬通りは通称です。
観光客相手にいろいろな店が出来ては無くなっている、激戦地というよりもあまり客が来ないんです。
でも、歩くところも綺麗にしてあるし、良い路地でしょう?
郵便屋さんのバイク、写真的に撮りたくなる色です。 でも最近はエンジンではなく電動なので、軽やかなエンジン音が聞けなくなってちょっと残念。 これはマフラーもあるしエンジンですね。
この商店街の中には、私が子供の頃からあるパン屋さんが健在です。 他の店は皆無くなって、商店街とは言えないただのアーケード通りになっています。
でも、この商店街に入ってきてもらおうと、最近横道に鳥居を並べて伏見稲荷のようにしました。
ちょっとわかりにくいけれど、この左側の鳥居にはたくさん飲食店があります。 下に行灯があるのが店です。
黄桜酒造です。 望遠一本では全体が撮りづらい。 ここは昔ながらの酒造りをしているところですが、販売のために大量に作っているのは離れたところにあるコンクリート作りの工場です。
この後ろに黄桜ミュージアムがあり小島功さんのカッパの絵が展示されています。 いや〜 色っぽいです。撮影禁止ですが、昔はあの色っぽい絵で酒の宣伝をしていたんだと、昭和を懐かしんだのでした。
雨も止んできて、鳥せいの看板が見えます。 ここはなんという酒造だったのか忘れましたが、鳥せいは食堂というかレストランというか、すごい人気でいつも客が並んでいます。 結構安いからでしょう。
路地にも酒蔵がたくさんあります。 この右は土佐藩の屋敷があったところ。
突き当たりは月桂冠の社長宅(今住んでいるかどうかは知りません)。
月桂冠の元本社。 今は喫茶店になっていて、時々寄ります。 観光客と間違えられますが、地元民です。
中は昔の事務所の仕事机をのけて、喫茶テーブルを置いた感じで、落ち着いていてとても良いです。
現在の月桂冠本社は、ここから30秒、鉄筋コンクリートですが伏見に似合った建物になっています。
いつもは外国人がいっぱいで、歩くのにも苦戦するほどの月桂冠前の通り。 それにしてもこの日は人がいない。
十石船です。 雨の粒が川面に落ちているので雨の日の写真は良い。
船が係留されているということは、この日は運休日、月桂冠ミュージアムも休みの日だ。 だから月桂冠前にも観光客がいなかったんだ。
ということで、また雨が降ってきたので、帰ることにします。 傘を差しながらの撮影は面倒なのです。
これは柘榴だったかな?
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