これは、代理戦争ではない。
ウクライナに攻め込んだロシアは、果たして正気で進軍しているのか。大衆を相手にしたいかなる軍隊でも勝てるわけがない。これは、歴史が物語る。隣国のロシアの侵略は、日本にも同じで重なる事件である。この度の戦争は、NATO に対するロシアのジレンマに起因する。わかりやすく言えば、やくざの掟社会に似ている。自分代紋にくみしていた組織が、代紋を無視して、対峙する別組織に入る仕組みに似ているのだ。自分の組織にあるものが、独立するとなると、制裁を加えないと秩序を保つことができない。だから、独立政策を許さないのである。ウクライナは、73%の大衆が、NATO加盟を希望している。ウクライナのゼレンスキーには、73%の大衆の支持で選ばれた大統領である。西側寄りの大統領にロシアは我慢できなかったのだろう。ロシアが驚いたのは、兄弟国であろうウクライナ市民が、民族的立場で起き上り徹底抗戦を敷いたことだ。家庭にある女性まで、防衛線に立ち上がったのだ。大国認識のロシアは、世界を敵に回したことになる。中国でさえ、本心でロシアを支援しているとは、思えない。ロシアの孤立は、眼に見えている。
我々は、ウクライナ市民とともにある。
日本時事新聞社
論説委員 最勝寺 広
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます