グループ・サウンズ全盛の時代に、ラジオでザ・タイガースの番組を一度だけ聞いたことがある。
中学生になって、某放送局の英語教育放送を聞くようになった。学校の授業のためである。
家にあった中波専用ラジオで、ある時、夕食後からずっと放送を聞いていた。
番組名は忘れてしまったが、いわゆるポップスが流された。
それまでは、テレビ番組の『ザ・ヒットパレード』で歌われた日本語訳のポップスにしか親しみはなかった。
ラジオから流れた音楽がとても新鮮であった。
1年生の時、学校の文化祭行事であったと思うが、音楽教室にポップスが流れた。
特に、印象に残った曲が、マッシュ・マッカーンの「霧の中の二人」である。
いわゆる洋楽のヒット曲を聞くために、電話リクエスト番組を聞くようになる。
そして、いよいよ深夜放送へ突入していく。