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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

コミティアと自転車とバックパック

2019-05-12 05:13:52 | 日記・エッセイ・コラム

 本日はコミティア128が開催されるそうですが、私は申し込みの時点で落選し今回は
参加しません。主催者側の告知では4000スペースの募集に5900サークルが応募したとあり
ますが、この競争率約1.5倍の数字はすこし異常な数ではないかと思います。コミティア
としては今までなかったはずですが、今回は会場の都合があったのかもしれません。
 ともあれ、今回の為に刷った戦車サスペンション百科は、印刷所の提携先であるメロン
ブックスさんへ委託しました。毎年5月に出していた戦車関係の新刊も今回は休止です。
仕事の方もようやく余裕が出てきたので、これからはようやく荷造りに取り掛かれます。
メロンブックス「戦車サスペンション百科」のオンライン販売



 大きく予定が変更になって、今後の道筋にも影響するかもしれないので、とりあえず
ここ1・2年関わってきた自転車とバックについてまとめておきます。これらは仕事や
同人誌制作と並行して行ってきたもので、ノマドワークや実用上の意味からも軽く扱え
ないものでした。 

  ●自転車

 ひとまず走るには問題ない状態になったので、今はパーツのマッチングを試しています。
10~30kmの中距離では問題なく、実に快調な走りとなりました。ホイールの交換で
リムの幅が細くなった関係で同じタイヤを使いながら転がり抵抗と騒音の低下が見られ、
ギア比の向上と相まって巡航速度が幾分高くなった感じがします。
 また、車軸のぶれがなくなってリムを挟むタイプのブレーキは操作性が良くなりました。
ブレーキ自体はプレス製の廉価版ですが、これといった問題が有る訳でもなくディスクブ
レーキへの交換は急ぐ必要がないようです。後ブレーキの利きは良く、長いパッドを使っ
ている為しばしばロックします。ブレーキのアームを剛性の高いキャスト性の物に換える
こともできますが、プレス製なら返ってショックを吸収する弾性があるため、フレームへ
の取り付け部分の保護になるのではないかと考えています。中国製の安物なのでその辺の
心配も必要なのです。
 今後は30kmを越える距離を走って使い勝手を試してみたいと思います。

 この自転車は実用品として使っている為、ロードバイクのような極端な軽量化やスピー
ドに特化した細いタイヤは選択していません。そこそこのスピードとそこそこのフレーム
の剛性を備え、ある程度のオフロードを走れるハーフスリックタイヤと5~10kgの荷物を
積載できる荷台を備えています。それによって路面の条件に煩わされることなく都市部を
走る事が可能で、必要に応じて荷物を運ぶ事ができるように考えられています。
(後サスペンションの機能がそれらにプラスになっているかは、今の所未知数ですが。)

 いわゆる万能車のようなものになっているわけですが、求めてそうなった訳ではなく、
あくまで実用品としての選択を繰り返した結果こうなりました。万能な車を目指した結果、
中途半端な物になると言う危険性は常にある訳ですが、要は自分の使い方にマッチしてい
るのかと言う事だと思います。また、使い方によって性能を引き出せるかどうかと言う操
作性の問題も絡んできます。私の場合、長年MTBに乗ってきたのでエンジンとしての脚筋力
やライディングもできていますので、それらに対するフォローが可能なわけです。

 これまでの改造に使った費用がタイヤなどの消耗品を別にすると2万円程になり、本体
と合わせると3万円強となりました。出来上がった車体のグレードで比較すると5~6万
円の物と同等となるので、所々が中古部品であることを差し引いても充分引き合うと思え
ます。

  ●バックパック

 2年程前にそれまで使っていたビジネス用のナップザックが古くなったので、中国製の
安物に換えたことは以前このブログに書いた通りです。その後、自分でバックを改造して
少しずつ使いやすい形に近づけて行きました。
 PCを持ち運び、他の荷物も入れることを考えると、体積的に大きなものが使いやすい訳
ですが、そのままだと垂れ下がってしまって中が荷崩れを起こします。そこで中身が少な
い時は背中にフィットするようにベルトで幅を締める事を考えました。

 ベルトはジャンク品などから切り取ってバックに木工ボンドで接着しました。酢酸ビニ
ールが主剤の黄色い容器のあれですが、最近になって金属も接着可能な改良型が開発され
ました。木工ボンドは水溶性で雨等に弱いので耐水スプレーで防水しましたが、強度を完
全にするためには糸で縫った方が無難です。しかし接着面が広ければ繰り返し雨に濡れて
も乾燥させることで強度を保てることが分かりました。
 ベルトだけでは型崩れを防ぐのは難しいので、強度的に弱い部分にプラスティック板や
ゴム板を内張りして丸く膨れるのを防ごうと考えましたが、ブリキの板が意外と相性が良
い事が分かりました。これは金属も貼れる木工ボンドのおかげです。接着後も柔らかく、
瞬間接着剤と違って変形しても割れることがありません。

 最近になって角型のナップザックが流行っているそうですが、大きさはそれほど大きく
なく、僕のような自転車でたくさんの荷物をしょって走るような物ではないようです。

 生活の必要に迫られてハンドメイドや修理をやっているDIYの日々ですが、こういうネタ
で一冊本を作っても面白いかもしれません。売れるかどうかは別問題ですが。

 
コメント
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