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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

自転車の修理 12 グリースの注入

2018-03-10 21:46:44 | 日記・エッセイ・コラム
 ボトムブラケットの調子が悪く、絶え間なく音が出るようになったのでグリースを注入
してみました。以前はハンマーオイルを流し込んでいたのですが長く持たないようなので
より粘性のあるグリースにしてみることにしたのです。
 元々ボトムブラケットには大量のウレアグリースを充填してあったのですが、何年かし
て分解してみた時には全くなくなっていました。グリースとは言っても年単位では減って
行くということが分かました。
 今回も同じウレアグリースを注入したのですが、分解している暇がないので注射器で注
入することにしました。

 この注射器は100円均一ショップの化粧品売り場などで売っているものです。化粧水
や液体の小分けに使うものらしいですが、粘性の高いグリースを注入するにはこれか専用
のポンプを使うしかありません。他に方法がなければ大量のグリスをヘラで押し込むと言
う力技があることにはありますが・・。
※ 自転車をひっくり返してあります
 まずボトムブラケットに開いている小さな穴からベアリングの裏側へ注入してみます。
音が出るのは前回の分解から外側の受け皿だと分かっていますが、前ギアがあってアクセ
スが困難です。裏からはいったグリースが回転によって外側へ回る事を期待するしかあり
ませんでした。

 この処置は上手く行って1週間ばかりは音が出なかったのですが、すぐまた引っかかる
ようになってしまいます。部品が限界に来ていることは明らかで、今月中にも交換しなけ
ればなりませんが、その前に別の方法でグリースをギア側から入れなければ部品の損傷は
速いスピードで進んでしまうはずです。

 幸いというか、偶然に別の100円ショップで先の曲った注射器を発見しました。世の
中何があるかわからないもんです。ともかくこれで試したところ上手く行って、今の所は
スムーズに回転しています。これがなかった場合、小径のビニールチューブをノズルに使
い同様の事をしてみるつもりでした。

 小さな注射器でグリースを押し出すには相当な力が必要で、自転車に限って言えば普通
のオイルの使用をお奨めします。私の場合は自転車が壊れかけているという特殊な事情が
あるので、このような方法を取りました。



 昨年、秋葉原で同人誌用にカートを買ったのですが、車輪のゴムが粗悪な物だったらし
くあっという間に劣化してしまいました。このまま使い続ければ千切れるのは時間の問題
なので、交換するか修理する必要が出てきました。
 替えの車輪が手に入らないか方々探してみましたが、10kg程の荷重に耐えられえる
車輪となるとそうそう安価には手に入りません。2輪で1000円を越えるようなら新品に買
い替えた方が良いのですが、また同じことを繰り返す危険もあります。

 要は車輪のゴムの素材にあるわけですが、安い合成ゴムではなくローラー・ブレードに
使われているような粘りのある分厚いゴムの車輪なら大きな荷重でも壊れないはずです。
大戦中のドイツの戦車も同様の問題を抱えていたのかと思うと多少感慨があります。
 しかし、一旦こうなった車輪を修理で長く持たせるのは現実的ではありません。タイヤ
のゴム片とシリコン充填剤で補修しましたが、もってイベント2~3回でしょう。早々に
別の車輪を入手して交換する予定です。

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