工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

同僚の新しい出発

2012年04月03日 | 日記
春は 出会いの時であり

別れの時でもあります。




先日 以前 勤めていたブライダルの同僚が

三月で退社するっと聞き

別の同僚と三人で 送別会をしました。




どんな仕事でもそうですが

人が集まれば 考え方もそれぞれ・・。



相手にとっては 正当でも

他の人にとっては 理不尽・・なことも多々あります。



みんなに自分の考えをわかって欲しい・・誰しもそう思うもの。

それは 仕事でもプライベートでも同じこと・・。




でも 伝わらないことの葛藤・焦り・苛立ちで

相手を責め・・自分を責め・・・

最終的に

自分を追い込んでしまうことも・・。





同僚は 言います。



「誰か 一人 わかってくれていれば それでよかったんだけどね・・。」




笑いながら言うその笑顔は どこか寂しげでした・・。






悲しい・・ことですが

会社という組織の中では

よりたくさんの人に

どれだけ自分を理解してもらうかが重要になってきます



会社によっては

黒でも 白っと言い張れるくらい話術に長けた人が

重宝されることもあります。





表現が下手で 

上司にうまく自分をアピールできなければ

アウト(放り出される・・)・・・ということも。




(私も 同僚も・・これが 苦手でしたっけ・・。



人の生き方もそれぞれです。

何が正しくて 何が間違っているのかは分かりません。




人生半ばに差し掛かっても・・

正しい答えなど見つからず

日々・・迷ってばかり・・。




ただ 自分の人生

自分の心に重石をのせたまま 生きていくより

少しでも

自分が それでいいっと納得した生き方をしたい・・。



今は 答えがでないから

自分の心に素直に生きるように心がけるしかない。




出た結果が・・自分の歩くべき道なのだと信じて・・。








送別会は 

愚痴って笑って・・また 愚痴って・・

閉店までしゃべりつくし

最後は

笑ってわかれました。



翌日



「・・また 今日から張り切って就活です・・・

 いろいろあるかとおもいますが・・・

 笑っていきましょう



っと すっきりメールをもらいました。



私と同世代の同僚

新しい出会いがあることを祈りつつ

私自身も

この春から 新しい一歩だと

同僚と同じく 

気を引き締めた一日になりました。




数日後

出雲から持ち帰った椿の

最後の一株が

やっと咲きました。












精一杯 咲いた花の美しさ。

その美しさを しっかり見ておこう。
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