工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

海を越えて・・

2012年04月05日 | 日記
先日 ネコのぬいぐるみをご注文いただき

今日 商品が届いたっと嬉しいご連絡がありました。



商品は

ウサギさん・ネコさん と斜めがけのポシェット2点。



御礼のお電話を夕方かけたところ




「ななめがけポシェットは チベットの方に送りましたよ~。



っと 温かいお言葉をいただきました。




お知り合いのチベットの方に友好の贈り物として

送ったとのこと。


そのような大切な贈り物に

私のバッグを選んでくださったことに感謝の気持ちで胸がいっぱいになり

感動のあまり

鳥肌がたちました

本当に

ありがとうございます。





久留米がすりの斜めがけポシェット











日本の端っこ・・長崎で

試行錯誤しながらの

作品作りを始めて まだ数ヶ月・・・




これでいいの?

この道を 私は進んでいっても・・大丈夫なの?


迷い迷いながらの一歩 また 一歩・・・。



そんな迷いだらけ・不安な顔をした私に


「がんばりなさいっ!応援しているから。」


そんな優しい励ましをくださったM様。




福岡であった手作り展から

まだ一ヶ月しかたっていないのですが

その時 お逢いしたM様との

素敵なご縁のおかげで

福岡・東京のみならず

今回

海を渡ってチベットへと

小さな我が子(バッグ)が

お嫁いりしていきました。


すぐに弱気になる私の背中を押してくださるM様に

また一歩

前へ進む勇気をいただいた気がします。









(私たち世代だけではないのかもしれませんが)


私だけでなく 友人・知人 皆・・



人生の分岐点に 差し掛かっているようで

否応なしに 

今までとは違う“舵取り”をしなければいけない地点にきているようです。




どんな道を選んでも

きっと そこに行かなければ出逢えなかった“縁”がある


最近 そう思えるようになりました。



各言う私も

二年前 ブライダルを辞め 

和のお店に転職しなかったら・・

久留米がすりとは 出逢えなかった・・。


和の商品作りもしていなかっただろうし

洋裁教室も はじめてなかった・・。


そして

久留米がすりと出逢えなかったら

・・織元さん・問屋さんたちとも出会えなかったし

お客様との素敵な出会いもなかったかもしれない・・。




確実にいえることは


“今”の私は

なかった・・。





そう思うと・・あの時

よく直感だけで 会社を辞め転職などしたものだと

不思議に思います。




(後で思い返せば)

誰にでも 

こんな大きな分岐点があるもの・・ですね。



これからも きっと

いくつも いくつも・・分岐点はあるのでしょうが

迷いながらも 自分が後悔しない方を選んでいきたい・・



そのためには


これから出逢う 

一つ一つのご縁に感謝し

今のこの気持ちを忘れずに

未熟な私を励ましてくれるお客様(M様)の

その想いに応えられるよう

これからも

一つ一つ 丁寧に

作品作りを心がけよう

そう

改めて心に誓う出会いになりました。

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