工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

鼓柄のジャガード織の黒羽織からジャケット

2020年06月15日 | その他の着物

鼓の柄が織り込まれたジャガード織の黒羽織から

ジャケットをお作りしました。

 

 

 

シンプルなV衿開き。

 

 

前は ループボタン止め。

共布ボタンをおつけしました。

 

袖は シンプルに筒袖のジャケット袖。

 

 

後ろは こんな感じ。

 

 

見頃のみ裏付きですが・・

 

 

ミントグリーンのお着物をお預かりしてお付けしました。

 

 

なかなか・・画像では 色を表すのが難しい・・。

きれいなミントグリーン・・なんですよ。

 

今回、袖は裏無しなので 袖繰りは共布でパイピング始末。

肩先にしっかり・ふっくら 厚みを持たせたかったので

共布バイアスで ゆき綿をお付けしてます。

 

 

なお、ゆき綿は 市販のものもありますが

裏地や 共布 で代用もできます。

 

 

このジャケット、実は 休業前に仮縫いをして

緊急事態宣言を受け

納品を一カ月半先延ばしにしていただいたもの。

 

6月に入り お客様から 

 

「絽で 夏物を作りたいから・・そろそろ・・来れる?」と

お電話をいただき

ようやく お客様の元へお届けに上がれました。

 

久しぶりのお邪魔でしたが

変わらずお元気で

さっそく 夏物の生地をご用意されていました。

 

「これとこれと・・すぐ欲しい。」

 

っと笑顔のお客様。

 

「・・ですよね~~。」っと苦笑いの私。

 

実は この一週間 お伺いしたお客様は

みなさん お急ぎのご依頼ばかり・・。

 

 

緊急事態宣言解除から一か月

 

”自粛”から気持ちが抜け切れず疑心暗鬼になってしまっている方もいれば

 

しっかり日常を取り戻そうとしている方もいる。

 

 

「洋服が欲しい!」っというその笑顔をみれば

 

 

 

「はいっ!頑張りますっ!」っと つい口から出てしまいます・・。

 

 

来週の仮縫い・・今月中 納品・・・。

なにがなんでも 納めます!

 

だって・・来月は もう7月・・。

8月のお盆を過ぎると 白っぽい夏物は

着る機会を失う・・・

せっかくの夏物の出番が短すぎる・・のは悲しい。

 

さぁ 休業で 休んでいた分

がんばらねばっ!

 

コメント