私は、様々な会に入会している。例えば、大樹町生まれなので「帯広大樹会」、上士幌町にある「東大雪自然館友の会」、山野草に興味があるので「山草会十勝支部」などである。先日、山草会十勝支部のイベントで帯広市から約70キロの然別湖周辺に行って山野草を見てきたが、私の知らない山野草がたくさんあり、今更ながら驚いている。
ところで、これらの会はいずれも人口減少に直面している。例えば、帯広大樹会では、最盛期に比べて会員数が1/5に減少しているという。そして、消滅町村ではないが、高齢化により多数の“会”が減っているのが現状である。
会には目的があり、志を同じくする者同志が組織化されたものである。会が減少し
ていくという事実は、ある意味で社会の崩壊が進んでいることを意味している。私が住んでいる所は、昔、バスが通っていたという。今は人通りも少なく、近くの商店街もシャッター天国である。日本の消滅可能性都市は、別添のとおりであるが、外国人がどんどん入国して、日本の人口が増加に転じれば話は別だが・・・。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 会
1 ある目的のために多くの人々が集まること。集まり。寄りあい。「会員・会議・会合・会社・会場・会同/宴会・開会・学会・議会・協会・散会・司会・集会・盛会・大会・茶会・入会・来会・委員会・園遊会・博覧会」
2 多くの人々が集まる所。「社会・都会」
3 その場に出会う。「会見・会戦・会談・会話/再会・際会・密会・面会」
4 何かにめぐりあう時。チャンス。「機会」
5 かなう。さとる。「会心/理会」
6 合わせる。「会意/照会・付会」
7 計算する。「会計」
(出典:小学館デジタル大辞泉について)
注)消滅可能性都市
有識者らでつくる民間研究機関「日本創成会議」(座長・増田寛也元総務相)は2014年5月8日、2040年までに全国の計896自治体で、20~39歳の女性が半減するとした独自の試算をまとめ、発表した。東北の県庁所在地も含まれ、このままでは人口減少が止まらず行政機能の維持が困難になるという。
(朝日新聞:2014年5月9日朝刊)