脳出血した障害のある人は、以下のように言っています。
発想の転換と学びについては、以下のとおりです。
① 「できない」ことを前提に、「支える」側と「支えられる」側の存在があること
即ち「してあげる」、「してもらう」の関係をどう埋めるかが課題
② 近代西欧とわが国の福祉理念の違い。主体が「市民」か「国家」
③ 近代西欧とわが国の「障害者」の捉え方の違い
人間には同じ権利があるという考えに対し、障害の有無を棲み分けていること
④ 人権は、障害のある人の特別な権利でなく、すべての生活者の権利 障害のある人が人権を考えるとき、新たな権利と勘違いしていること
⑤ 人は権利の主体であり、同時に義務の主体でもあること
人々が「共に暮らす」には、それなりの配慮、努力、責任が必要
⑥ 西欧とわが国の平等の捉え方の違い
絶対的平等と相対的平等。「配慮」と「特別扱い」の違い。
⑦ 「どう生きるか」は、国がコントロールするのでなく、他者の力を借りながら自分で考え、決めることが重要であること
⑧ 「患者」」から一人の「生活者」への切り替え
「してあげる」、「してもらう」の関係からの脱却と学び
「支える」側と「支えられる」側、そして「してあげる」、「してもらう」関係を双方向で学んで行くことが大切です。往々にして「支える」側が、何かをしてあげたいと思い、逆に「支えられる」側が、「してもらうのが当たり前」と考えたら、両者の関係はうまく行きません。
当事者を「できない」という前提で、何かしてあげたいという気持ちは「施し」になってしまい、当事者も「患者」のままでは、前に進むことができません。ですから、双方向の学びが重要になります。
「十勝の活性化を考える会」ブログ読者