十勝の活性化を考える会

     
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特別寄稿 3/5 発想の転換と学びについて

2019-12-09 05:00:00 | 投稿

脳出血した障害のある人は、以下のように言っています。

 

発想の転換と学びについては、以下のとおりです。

「できない」ことを前提に、「支える」側と「支えられる」側の存在があること

即ち「してあげる」、「してもらう」の関係をどう埋めるかが課題

近代西欧とわが国の福祉理念の違い。主体が「市民」か「国家」

近代西欧とわが国の「障害者」の捉え方の違い

人間には同じ権利があるという考えに対し、障害の有無を棲み分けていること

人権は、障害のある人の特別な権利でなく、すべての生活者の権利  障害のある人が人権を考えるとき、新たな権利と勘違いしていること

人は権利の主体であり、同時に義務の主体でもあること

人々が「共に暮らす」には、それなりの配慮、努力、責任が必要

西欧とわが国の平等の捉え方の違い

絶対的平等と相対的平等。「配慮」と「特別扱い」の違い。

「どう生きるか」は、国がコントロールするのでなく、他者の力を借りながら自分で考え、決めることが重要であること

「患者」」から一人の「生活者」への切り替え

 

「してあげる」、「してもらう」の関係からの脱却と学び

「支える」側と「支えられる」側、そして「してあげる」、「してもらう」関係を双方向で学んで行くことが大切です。往々にして「支える」側が、何かをしてあげたいと思い、逆に「支えられる」側が、「してもらうのが当たり前」と考えたら、両者の関係はうまく行きません。

当事者を「できない」という前提で、何かしてあげたいという気持ちは「施し」になってしまい、当事者も「患者」のままでは、前に進むことができません。ですから、双方向の学びが重要になります。

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